人間ってなんだろう?

 このテーマは雑記と言うよりスピ日記向きではあるのですが、ふと疑問に思ったのでここで軽く考えてみようかと思うのです。


 人とは何か。単純に言えば生物の一種であり、人の体を持つものです。人の体に宿り人の体を思いのままに駆使する存在です。つまりは見た目の上で物質的なそれを人と呼ぶと言う事になります。


 よく極悪非道な人物を人の皮をかぶった化物だと表現しますが、人は誰もが人の皮をかぶった何かでもあります。体が本体とするならば、この体に宿る意識は何なのだろう。攻殻機動隊で言うゴーストですよね。体とそのゴーストのどちらが人間なのだろう、なんて。


 よく言われる話ですが、体は両親の贈り物です。遺伝子の方舟です。遺伝子が生き残る為に心と言う自律的制御機構が乗っかっていると表現する人もいます。それで、両親もまたこの体をゼロから作っている訳ではありあせん。そう言う機能が備わっていたからそれを駆使しただけに過ぎません。本能任せです。それを遡っていくと宗教的な神様に辿り着きます。……まぁ、その話は置いといて。


 難しい話は抜きにしてですね、私が思ったのは人は人の体に宿っているから人と呼ばれるのだろうなと、そう言う事なのですよ。犬に宿れば私は犬で鳥に宿れば鳥だったのだと思う訳です。


 つまり、同じ人の体に宿っていてもみんなその中身はバラバラなんじゃないかと。同じ人だからってみんな簡単に分かり合える訳がないと、そう思うんです。人と言う服を着ているだけなんですよ。中には天使も妖精も魔物もいるんです。きっと。


 先程、体が人間だと定義しました。健康な状態なら意識しないと思いますが、怪我や病気などで体が思うように動かせなくなればどうでしょう。手を動かしたいのに動かせないとか、じっとしていたいのに体が勝手に動くとか。体が制御出来なくなった時、心と体は別物なんだと分かる気がします。


 何故生き物は生きるのか。何故生き延びようとするのか。遺伝子の真の目的は何なのか。私達が私達と思っているものはなんなのか。この仕組みを作った存在は何がしたかったのか。追求していくと宗教的思想以外に答えが見つからなくなります。


 きっと頭のいい人はそれぞれの答えをしっかり見つけているのでしょうね。私は頭の出来が良くないので、答えが出なくてずっと考えられるので結構楽しいです。


 理系な人は心は幻想で幻でただのバグだとピシャッと言い切るのでしょうね。死んだら何もなくなるよと。

 心がただの脳内の反応で、そう思わせているだけと言うのもある側面では正しいです。だから洗脳も出来るんですね。脳を弄って狂人になった話は調べればすぐに見つかります。


 けれど、脳を弄って聖人になったと言う話は聞いた事がありません。もしそれが成功したなら精神病で苦しむ人も痴呆問題も減っている事でしょう。つまり、傷つけておかしくする事は出来ても、完全な修復と言うのは出来ないのではないかと思われます。研究が進めば違う結果もあるのかも知れませんけれど。


 と、そんな事を先日色々と考えてしまったので書き出してみました。大した内容でなくてごめんなさい。つまり人って言うのは魂の旅人なんですと言う事でひとつ(※個人の感想です)。

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