ネットの言葉はずっと残るから

 先日ですね……Twitterの返信でちょっとショックな返事が返って来たんですよ。私は普段ついっぷるを使っているのですが、何故それを使っているかと言うとTLと返信が同時に見られるからです。これ便利ですよねえ。


 話を戻しますけど、返信画面が常に表示されていると言う事はそのショックな返信をしばらくずっと目にしてしまうと言う事なんです。その返事の文字を見る度に私は心にダメージを受け続けました。うう、メンタル豆腐やでえ……。


 文字って怖いですね。はっきりしてますもん。声みたいに消えませんし。文字なだけに読む方には冷たいイメージを与えがちです。そして手書きと違ってフォントの文字はそれが確定された事実のように振る舞います。強制力が強いんです。お硬い文書と同じですからね、文字自体は。ネットで炎上して人格を否定されまくって自殺する人の気持ちも分かった気がします。


 文字を打ち込んだ人はすぐに忘れると思うんですよ。それとそんなつもりで書いた訳じゃないって言う受け取り手の勘違いなんかもあると思うんです。普通に返事しただけなのに言葉を読み間違えて勝手にダメージを受ける。これって他人から見たら滑稽な光景でしょうね。


 話が中々本題に入りませんが……つまりネットの文字には書いた本人が思う以上の力が宿ります。そうしてそれがずっと残り続けるんです。かつてやんちゃだった頃の無鉄砲な発言がずーっと残るんですよ。今はとっくに更生しているのに何かある度にその頃の発言が取り上げられる危険性があります。これって怖いですよね。


 例えば粋がったキャラだった人のイメージで固定してしまうと、後にどれだけまともな発言するようになっても昔のキャラのイメージのまま、変わる事はまずないんです。ヒィィィ!怖いいい!


 えー……。何が言いたいかと言うと、ネットだからってそれをストレスのはけ口にしちゃいけませんよって事です。だから2ちゃんとか匿名な場所も必要なんでしょうね。最近はそんな場所でも暴走の度が過ぎると社会的に責任を取らなくちゃいけないようになって来ていますけど。


 考え方の相違ですけど、ネットまでそんな気を使いたくないって人もいるんですよね。言動の揚げ足を取ってからかう人もいます。やたら攻撃的な人もいます。

 そう言うネット弁慶な人が色んな事情で個人情報が知られると急に大人しくなります。どんな威勢のいい人もです。それって何だかなあと思うんですよね。


 私はネット上も普段も性格はそんな変わりません。まだネット上の方が素直かな。

 みなさんもどうかネットで発言する時は今さえよけりゃいい的な発言は控えた方がいいですよと老婆心ながら申し上げてこの記事を終わりたいと思います。

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