熱暴走

 皆さんご存知でしたか?PCって内部の温度が上がったら熱暴走しちゃうんですよ!

 え?そんなの知ってる?

 ですよねー。こりゃまたとんだ失礼を。


 実はですねぇ、私のPCがその熱暴走に襲われるようになったんですよ。ヤヴァイっスよね。だって作業中に突然電源が切れるんですから、恐怖以外の何物でもありません。


 私、自分のPCが熱暴走を起こすまで熱暴走を誤解してたんです。熱暴走を体験する前は熱暴走ってPC作業していたら急に画面がバグって制御不能になるものだと思っていたんです。

 実際は電源が切れるだけなんですね。想像よりは大した事なかった……。


 この電源が切れるのも内部の高熱でチップが正常に作動しなくなるのを防ぐためのいわば安全対策だそうですね。暴走って言葉が誤解を招く原因のようです。もっと別のいい名称があればいいのにねぇ。


 さて、私のPCが何故熱暴走するようになったか……。これは想像でしかないんですけど内部ファンが正常に作動しなくなっているんじゃないかと思ったんです。つまり内部のファンを交換すればまた普通に動くのではないかと。

 でもそれは出来ないんですよね。構造的に。何故なら私のPCはデスクトップではなかったからです。


 ノートPCでも、もしかしたら分解できるのかも知れません。それにノートならノート用の冷却用具が役に立つのかも知れない。

 しかし私のPCはノートですらなかったのです。

 じゃあそれは何か……タブレットじゃありませんよ、ちゃんとしたPCです。


 デスクトップでもノートでもない第3のPC――そう、私のPCはモニタ一体型PCだったのです!な、なんだってー!


 何故私がその機種を選んだかと言うと、モニタ一体型PCを使えばコンセントがひとつ開くからです。コンセントは電化製品にとって、とても重要な要素ですよね。どんな便利製品もコンセントから電源を供給しないと動きません。つまり空きコンセントは多い方が良いのです。


 しかしモニタ一体型PCには大きな欠点がありました。それはメンテナンスです。壊れたら素人では直せないんです。まずカバーを外せない。修理するにはメーカーに送るしかない。ネットで分解方法を調べても載っていませんでした。


 それでも一度分解出来ないか挑戦してみたんです。でもビスは外せてもそこから先には進めない。一体どうやって外装を外せば良いのか見当もつかなくて、それ以上の作業を断念しました。

 こんな事なら買い替える時に普通にデスクトップPCを買えば良かったとちょっと後悔もしたものです……。後の祭りですけどねえ。


 そんな訳でPCが熱暴走をしょっちゅう起こすようになって、私は小説の執筆を断念しました。いつ電源が落ちるか分からないのに執筆に集中出来る訳がないじゃないですか。

 お陰で新作小説のストックがどんどん減るばかりでした。


 PCの熱暴走が手に負えなくなった私はすぐに新しいPCをネットで注文しました。焦っていたのもあって、あんまり下調べもせずに某海外メーカーのPCを注文してしまったんです。これも後でちょっと後悔しましたねぇ。後でそのメーカーの評判を見ると、良い評判も悪い評判もありましたから。


 一番の問題は海外から送られてくるので到着が遅い事。注文して届くのに早くて半月かかるんです。船便で送られてくるんですね。そんな高いPCじゃないのでそこは納得しました。考えてみればこのモニタ一体型PCも注文してから届くのにかなり時間がかかりましたからね。


 PCが来るのが遅いので他のメーカーも調べてみました。すると結構な数のPCメーカーが存在するのですね。国内メーカーなら注文してすぐに届く訳で……吟味すれば良かったかなーって思ったものです。

 でも欲しい機能と値段から考えたら注文した機種が一番理想に近かった訳で。だからそこまで後悔はしませんでした。


 そうそう、私が購入したメーカーも即納モデルはあるんですよ。手っ取り早く手に入れたいならそれを選べば良かったんですけどね。

 ただ、即納モデルは欲しい機能がなかったり、要らないソフトが余分でついていたりと、ちょっと受け入れられなかったんですよね。そこに妥協はしませんでした。


 そうして新しいPCが届いてからはそのPCで作業をしています。もう熱暴走の心配はいらないんだ……こんな嬉しい事はない……(頬を伝う涙)。

 ちなみにそれまで使っていたモニタ一体型PCは今でも新PCのモニタとして第二の人生を歩んでいます。HDMIばんざーい。


 そう言う訳で熱暴走の怖さとモニタ一体型PCのリスクを今回は紹介させて頂きました。最後までお読みくださり有難うございます。

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