寄る辺
「悲しい。」
「苦しい。」
「助けて欲しい。」
「もっと。」
「誰なの?」
「ここはどこ?」
「どこ?」
「どうして暗いの。」
「暗い。」
「見えない。」
「見えない。」
「あはは。」
「ほら。」
「向こう。」
「明るい。」
「幸せ?」
「なに?」
「それぞれ。」
「それぞれなの?」
「明るい。」
「そう、眩しい。」
「夢。」
「焼いちゃえ。」
「焼いちゃえ。」
「暗いよ。」
「もう、何も。」
「見えなくなるの。」
「見なくて済む。」
「眩しい?」
「暗い?」
「真っ直ぐ前だけ見てろ?」
「あはは。」
「切り裂いて。」
「焼き尽くす?」
「そうだね。」
「いっぱい。」
「みんな、暗いんだって。」
「明るいよ。」
「すごいね。」
「見失わないで。」
「教えて。」
「教えてよ。」
「暗いから。」
「明るい。明るいの。」
「暗い中。明るい。」
「眩しい。眩しいの。」
「ふふ。背けたいなら。」
「眩しいなら。」
「つむりなよ。」
「そう。」
「暗いなんて。」
「明るいのがいい。」
「じゃあね。」
「もう。ここには来ないでね。」
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