9 黒血
昨日から牢屋に閉じ込められたままのティフは、ぐったりとベッドに横になっていた。
何度かの寝返りの後、仰向けになると、唯一の光源が差し込む窓をぼんやりと見つめていた。
頭の傷もコブにはなっていたものの、大したことはなかったようで、今朝に診断した医者が外していった。
鉄格子の向こうには、青空を鳥が羽ばたいている。
自分の息が耳に障るほど静まった牢屋で、ティフはある懸念に駆られていた。
「やっべ、ここ快適だ」
部屋の広さは自分の家より広いし、食事も勝手に運ばれてくる(味もそれなり)。多少埃っぽいが寝床も家のものよりフカフカだし、周りにはこの静寂を乱す輩もいない。
何よりも、ここに居続けることが出来るならば、一生働かなくても生きていけるのだ。
これほど素晴らしい事があるだろうか。
まあ、外の世界に多少の名残惜しさはあるが、それを有り余らせる快適さであった。
ここが特別に用意された牢屋とはつゆ知らず、これなら早く捕まっておけば良かったなどと無責任な幸せを噛みしめている所で、鉄扉の開く音が響く。昼飯だろうか。正午を知らせる鐘の音はなっておらず、昼飯には少し早い気がした。
ティフが体を起こし、ベッドに腰かけたとき、足音の主が姿を現す。ランタンを手にやってきたのは、見覚えのない女性だった。だが、その服の色で相手の立場は理解出来た。
白地に緑のライン。
後ろで乱雑に結ばれた赤い髪が、ランタンの輝きと相まって、まさしく燃え上っているように見えた。
「あんたが、ティフ・アノングロスか?」
「ええ、まあ」
「ふうん、パッとしないね」
「そういう人生歩んでるもんで」
腰に下げた剣の鍔で、精霊石がランタンの光を反射していた。彼女も精霊師のようだ。彼女はランタンを壁に掛けてから向きなおすと、腕を組んで楽な姿勢をとる。
「あんたも、とんだ不運だったね。まさか人違いでこんな場所にぶち込まれるなんて」
「いや、なかなか快適だけど。前より環境もいいし」
「面白い冗談だ。ユーモアセンスはある」
ティフからすれば冗談では全くなかったが。彼女、ヴェルナは短く笑う。
「それで。あんたはクレステンツとどんな関係なんだい?」
「クレステンツ? ってカミラの事?」
「カミラ?」
「カミラ」
「……ああ、クレステンツの偽名ね」
「じゃあクレステンツはカミラの事でいいのね」
「そうだね、で。どんな関係なんだい、あんたら。昨日も仲良く街を散策してたみたいだけど。あんたのこれ?」
と、小指を突き立て着たヴェルナ。
ティフは即座に否定。
「違う」
「じゃあどういう仲なんだ?」
「なんだろう、互いに変な鳥に懐かれてる間柄?」
「さっぱり訳が分からないんだけど」
「俺らもよく分かってない」
ヴェルナは小さく息をつく。
「まあいいさ」
「あの、一つ質問いい」
と、控え目にティフは手を上げる。
「? 何だい」
「カミラ――クレステンツ? が元お姫さまってマジ?」
「マジのマジだね」
ティフは短く驚きの言葉を漏らす。確かに普通の人間とは少し違うと思っていたが、まさか御姫様であったとは。しかし、それで一つ納得した事もあった。
「だからあいつ、あんなに偉そうだったのか」
「いや、あれはあいつの生まれもっての地だ」
「え、そうなの?」
「考えてみろ、国が滅びたのは七年前だぞ。それからずっと放浪の身。普通なら偉そうな態度なんてとっくに抜けてるって」
相手の言葉に心底納得するティフ。この街にカミラがいつ来たかティフは知らないが、少なくとも数年間は身を隠しながら生活していたはず。王宮の生活から一転、生活も想像を絶するほどに苦しかったはずだ。普通ならばその中で多少なりとも謙虚になるだろう。
しかしそうならないという事は、悲しいかな、偉そうな態度は後天的なものではなく、生まながらの資質だったようだ。
ヴェルナは気を取り直して言う。
「ところで、少し話をしたいんだが。そこじゃ距離もあるし、こっちまで来てくれない?」
ティフが腰かけているベッドは部屋の端。彼女の言っている事は最もなので、ティフは立ちあがって彼女に近づく。
「そう、それでいい」
檻の向こうでにやりと笑った彼女は、まるで獲物を捉えた獣のような不敵な笑みを浮かべた。ティフは背筋がゾクリとしたが、次の瞬間には相手は柔らかな表情に戻る。
「自己紹介がまだだったね。あたしはヴェルナ・ヘイスボーン。ヴェルナなんて男みたいな名前だろ?」
「いや、そんな」
「ご覧の通り、
「まあ」
「あいつらもあたしのお仲間だ。ここはひとつ仲良くしようや」
そう言って、ヴェルナは手を差し出してくる。先ほどの悪寒は気のせいだろう。そう思い、ティフは差し出された手を握り返そうと、檻の向こうに手を伸ばす。
しかし、ヴェルナは手ではなく、ティフの手首を強く握りしめた。その行動にティフは頭に?が浮かぶ。
ヴェルナの顔を見ると、そこから感情が消えさっていた。
一体どういう事なのか。問おうとした時に、ヴェルナは空いている手を自分の腰にまわした。そこから抜いた手は素早くティフの腕の前を通り過ぎる。
何かがきらめいたと思った瞬間、ティフの手首からジワリと赤い線が浮かび上がる。それはみるみると盛り上がり、線から赤がゆっくりとあふれ出してくる。
手をナイフで切られたのだ。
ティフが理解すると同時に、痛みが一気にやってきた。
「は、え、痛っ!?!?」
慌ててティフは腕を引っこ抜こうとしたが、掴んでくる手は、石の様にビクともしない。
「何なんだ、よいきなり!?」
軽くパニクっているティフとは対照的に、ヴェルナは極めて冷静。返事もしない。ティフの手を切ったナイフをしまうと、代わりに取り出したは、銀の首飾りだ。
目を見張るようなダークバイオレットの宝石が埋め込まれていたが、その周囲には奇妙な文様の刻まれていた。ヴェルナはティフの手から溢れだした血を、その飾りにかける。
彼女の行動を、ティフは疑問に思う余裕はなかった。先ほど少しでも牢屋が快適だと思った自分の馬鹿らしさを呪い、あの豚小屋のように狭い自分の部屋が恋しくなっていた。
やがて、首飾りの溝がティフから流れ出た血で満たされる。
その瞬間。
「!?」
首飾りは淡い輝きを放ち始める。
その輝きは段々と強くなり、やがては眼がくらむほどになった。
「クソッ!」
ヴェルナは反射的に首飾りから手を離し、それはティフの手に引っ掛かる。ヴェルナは引きさがりながら腰の剣を引き抜いた。
一方のティフは、もう混乱至極であった。
眩しさに眼を閉じてる為、何が起きているかさっぱり不明。何かヤバそうなことになっている予感はしたが、体は動かず。
そして。光は突然の集束。
一テンポ間を置いて。
ポンッ
という音と共に、瞼の向こうから感じられた激しい光源が納まる。
ティフは、恐る恐る目を開く。
目の前にいたものに、ギョッとした。
剣を構えたヴェルナの脇に、赤い輝きを放つ巨大な猫の精霊が構えていたからだ。
馬ほどの大きさのそれは、ティフを威嚇するように唸り声を上げている。
ヴェルナの精霊だ。彼女の構えている剣から、精霊と同じ赤の煌きが瞬いていた。
しかし、彼女の視線はティフの足もとに向けられていた。その視線をたどり、ティフも自らの足もとに目を向ける。
そこには、見覚えのないものが地面を張っていた。
トカゲである。
大きさは、せいぜいティフの手と同程度。
だが、単なるトカゲではないようだ。それは淡い紫の輝きをはち、輪郭は揺れている。
どうやらそのトカゲも、精霊のようだ。
それは目的もなく、地面をチロチロと動き回っていた。
「紫色の……精霊……」
ヴェルナは驚いているのか困っているのか、判断に困っている様に呟いた。
「何だろうね、当たりって事でいいのかな?」
「当たり? 何が」
「あんた――」
言い掛けた所で、ヴェルナの精霊が前足でトカゲをひっかいた。
軽々と吹き飛んだトカゲは、宙で雲散。
消滅した。
「……今のトカゲは何だったんだ?」
「あんたが出したんだよ」
「は、俺が?」
ティフは精霊を出すことはもちろん、精霊そのものに嫌われているのだ。普通に考えて自分ではないだろう。
「残念ながら、俺が精霊を出すなんてありえないんだよ」
「安心しな。紫色の精霊も、普通じゃありえないんだよ」
「はあ?」
「『精霊五原色』の原則は知ってるよな?」
「それぐらいは流石に」
精霊師でなくても知っていることだ。精霊は五つの属性を宿してこの地に現れる。赤、青、黄、緑、土。それぞれの色ごとに出来る事が違っていた。
「一部が違う色になることはあっても、元の色が五原色から大きく離れることはない。だけど今のトカゲは、根源から紫だ。言いたい事は分かるだろ?」
「いや全然」
そんな説明をされても、全くピンと来なかった。呆れられるかと思ったが、ヴェルナはあくまで淡々と語った。
「つまり今のトカゲは、普通じゃありえない精霊なんだよ。そして、その紫の精霊が現すことは一つ」
先ほどから疑問符ばかり頭に浮かんでいるティフの手から首飾りを奪い去ると、そこにつけられた、ダークバイオレットの宝石―精霊石を見せつける様にしながら、ヴェルナは言った。
「あんたが、黒血って事だよ」
かの国、ブルートヴンダには建国にまつわる神話があった。
数百年前、世を襲った大飢饉。民はその日の食べ物すらない状況の中、その土地の国王は食糧を自らの為だけに蓄え、民には分けようとしなかった。
怒り狂った民衆は、王に抗議を行う。
だが、それは兵士たちによって鎮圧、抗議を行った者は皆殺しにされてしまった。
その事に深く悲しみ、強く怒ったある男が、『大いなる霊獣』の導きで、死んだ人々の血を使い、地面に、ある文様を描いた。
死者の悲しみを刻まれた大地は、その悲しみを受け取った。そして、かの国に罰として、大いなる『災いをもたらすもの』を生み出した。紫の輝きを放つ『災いをもたらすもの』によって、かの国は消滅し、文様を描いた男はその上に新たな国、ブルートヴンダを作り上げた。
これはあくまで神話であるが、神話の元になった出来事は実際にあったとされる。
そして黒血とは、その事件を起こしたとされる力。
血の文様を刻むことにより、精霊を使役し、力を引き出す。
精霊は、精霊石という形を持って、この世界に現れる。
だが、普通の精霊は、精霊石としてこの世界に現れても、力を行使する事は出来なかった。
精霊の世界と現世は近くて遠い。
彼らが力を扱うには、『二つの契約』が必要だった。
一つが、精霊と魂を合わせ、意思を同調させる事の出来る存在、精霊師との契約。
だが、それだけでは扱えるマナが極めて微量であった。
扱えるマナを増やす為に行うのが、『宿主』との契約だ。
宿主を通して始めて、世界にあるマナを多量に扱え、力を存分に振るう事が出来た。
通常、宿主となる物は、物体でなければならない。
しかし黒血の場合は違う。
彼らは、自らの血統を『宿主』として精霊石と契約させる事が出来た。
本来ならば宿主一つに対し、契約出来る精霊石も一つだけ。しかし、黒血はそれを無視する事ができ、複数の精霊石と、その血は契約が可能であった。
勿論、全てが簡単にいく訳ではない。力を使う際には、精霊と契約した際に定められた『文様』を描かなくてはならない。
だが、その文様を血で刻めば、即座に精霊を体現させ操ることができる。
あらゆる面で、黒血は特異であった。
その特殊性から、黒血は穢れたモノとされ精霊達から忌み嫌われる存在。
黒血の血筋は遙か昔に途絶えたと言われており、現在では人々から忘れさられていた。
ヴェルナはエリから話を聞いて、昔話として聞いた黒血を思い出したのだ。
その事をリュトエに話した所、彼が先ほどの首飾りをヴェルナに渡してきた。ブルートヴンダ内でも、黒血は既に伝承の存在であったが、彼らの操った文様は残されていた。首飾りは、クレステンツの姉であったリュトエの妻が置いていった品だ。ブルートヴンダ王家に代々受け継がれてきた品で、黒血が使っていたとされていた。
中央についていた宝石は、精霊石。
そして、周りの溝が契約の文様だった。それに血が満たされることによって文様が完成し、精霊が体現するのだった。
「首飾りにあんたの血が反応したってことは、あんたは黒血であるって訳だ」
「あー、その話はいいんだけさ」
一通り説明をしてくれたヴェルナに、ティフが口を開く。
「この傷、手当してもらえない?」
といって、ティフは自分の掌を指さした。壁に寄りかかって腕を組んでいたヴェルナは、そんな事などすっかり忘れてたようだ。
「そんぐらい唾つけときゃ治るって」
「いやいや、結構ざっくりいってるから。めっちゃ痛いし、化膿したらヤバイってマジで」
面倒そうに壁から体を放したヴェルナは、頭をかく。
「しっかたないねえ。医者でも呼んでくるよ」
「その必要はありませんよー」
突然の声に、声の方を見てみると、そこにはティフの見覚えのない少女がピースサインで立っていた。浅黒い肌に、片腕だけに黒い手袋をつけていた。しかし彼女が立っている方は行き止まり。窓の向こうは外である。いつの間にか現れた彼女に、ティフは眼を丸くする。
ヴェルナはその少女、ヤツィに呆れるような視線を送った。
「ヤツィ、あんた何時の間にいたんだよ」
「まあまあ細かいことは気にせずに。怪我の手当する道具なら、私いつも持ち歩いてますよ」
「ああ、なら丁度いいや。そいつの手当をしてやってくれ」
「はーい」
ヤツィはティフに近づいていくと、檻から出している手を手早く手当てした(具体的に言えば傷口を綺麗にして包帯を巻いた)。
ひとまずは手当をされた手を見て、ティフは安堵する。
「助かったよ」
「包帯は一日一度、変えてくださいね」
「あ、それ俺に言われてもどうしようもないんだけど。係の人に言ってもらえない?」
「しかし、ヴェルナさんは何でこの人の手を切ったんですか? 捕虜虐待?」
「ちげえよ」
黒血の事を手短に説明する。話を聞き終えるとヤツィは感心した様子で、ポンと両手を胸の前で合わせた。
「それでは貴方が、あの伝説の黒血なんですか」
「って言われても」
生憎ティフの人生で黒血のコの字も聞いたことがない為、伝説どうこう言われても全くピンと来なかった。そんな心情が態度の出ていたのか、ヤツィが微笑みながら口を開いた。
「凄い事なんですよ。その力を使いこなせば国王にだってなる事が出来ますし。ブルートヴンダの初代国王も、黒血使いだったとされてますから。国作れますよ、国」
「いや、作る気なんかさらさらないんですが。ていうか力を使うたびに血を使わなきゃいけないとかすげー嫌だし」
「そうですか?」
「だって痛いじゃん」
血を使うと言う事は、体の中から取り出さなければならない。人の体には栓なんぞついていない訳で、つまりは使うたびに自らを傷つけなければならないのだ。
そんなもの、ティフはゴメンである。
ヴェルナが呆れたように声を上げる。
「なっさけないねえ。せっかくの特別な力なんだ。もっとその力について勉強しようとか思わないのかい」
「痛いのはイヤでしょ。普通」
「痛くないなら、いいんですかね?」
「いや、それは――」
言いかけている時にヤツィが、水面を撫でるように、宙で手袋をつけていない方の腕を軽く翻る。腕飾りの精霊石が淡く緑に輝いていた。
とはいえ、何が起きた様子ない。ティフは首を傾げる。
「ちょっと、あんた」
引きつった顔でヴェルナが視線を向けていたのは、ティフの手元。その視線を追うと――
「ってわああぁ!?」
手首から血が滝のようにあふれ出ていた。
ヤツィが術を使ってティフの手首を切っていたのだ。
「ね? 痛くないでしょ」
「確かに、痛くねえけど!!」
先ほど逆の手を、ヴェルナに切られた時より深く切られていた。滝のように血があふれ出ているのに、彼女の言うとおり全く痛みはなかった。
しかし痛いとか痛くないとか、そう言う問題ではない。
「おかしいですね。そこまで深い傷にする気はなかったんですけど」
「黒血は精霊に嫌われてるから、あんたの加減以上にいったんじゃないのか」
「ああ、成程」
などと呑気な調子で会話をしているヤツィとヴェルナから、ティフは離れてベッドに横になっていた。手は先ほど同様にヤツィが治療してくれたが、なんかどっと疲れた。
「まあいいや。あたしは黒血のことをボスに報告してくるわ」
「はい、お願いします」
ヴェルナは牢屋を後にする。残っていたヤツィが、心配そうに声を掛けてきた。
「大丈夫ですかー?」
「大丈夫な訳あるか」
昨日の今頃はカミラやエリ達と呑気にティータイムをしていた。それが明日の今日でこんな事になっていようとは誰が想像できるか。
考えて見ればエリも
もー嫌こんなの。早く普通の生活に戻りたい。
「って言うか。さっき巻いたばかりの包帯が既にまっかっかなんだが」
手のひらに巻かれていた包帯はグチョグチョに濡れ、端から血が垂れてきていた。
「そうですか? もう、ヴェルナさんは命令とはいえ酷い事をしますね」
「いや、こっちはあんたがやった傷だって」
「手持ちの包帯はもうありませんし、変な毒に入られたら困りますしね。医務室に行きましょうか」
ヤツィは先ほどのようにヒョイと宙で手を靡かせると、カチリという音が牢屋内に響く。
「どうぞ」
「いやどうぞって言われても、鍵が……」
「開いてますよ?」
「はっ、何言って――」
何を御冗談を。ティフは笑いならが扉に手を伸ばすと。
あっさり開いた。
当然ながら、先ほどまでしっかりと鍵は掛けられていた。
「さあ、行きましょう」
驚いているティフに対し、ヤツィはニッコリ笑みで牢屋から出るように促したのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます