珠玉の文具達

作者 ゆあん

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★★★ Excellent!!!

私の大、大、大好きな万年筆について、これ以上ないくらいに丁寧かつ分かりやすく、また幅広い目線から語ってくれている。
補足ではないが、もう少しばかり詳しい話をさせていただくと、現代の万年筆は、ボールペンの普及により筆圧をある程度かけて書くことが主流になってきた影響もあり、ニブ(ペン先)が柔らかくしなるものはほとんどなくなってきている。
万年筆全盛期の、あの独特のしなりを感じたいというマニアな人は、是非アンティークの万年筆の世界をおすすめしたい。
高級万年筆は、各メーカーごとに異なる「書き心地の良さ」を追及しており、その違いには非常に奥深い楽しみがある。
お値段的にも一生の趣味になること請け合い。
最後に、ざっくりと国内、海外の有名どころのブランドを。
【国内】
セーラー万年筆
プラチナ萬年筆
PILOT(ボールペンメーカーのあのパイロットだよ!)
【海外】
モンブラン(ドイツ)
パーカー(イギリス ※現在はアメリカメーカー傘下)
ペリカン(ドイツ)
ファーバーカステル(ドイツ)
シェーファー(アメリカ)
クロス(アメリカ)
ウォーターマン(フランス)

等など

★★★ Excellent!!!

万年筆愛にあふれる文章ですね。字がへたっぴな私は電子辞書から始まりパソコン、スマホともっぱら漢字変換に頼り切っています。
今、私の机の上にある万年筆は香典返しのカタログで選んだものです。PILOTの「新緑」を入れています。慣れたとはいえ、未だ手を汚しながらインクを満たしています。
子供の頃、近所のお医者さんが処方箋を万年筆で書いて、吸い取り紙でクルッとインクを吸い取っていたのを思い出します。当時は、自分には関係ない所作だと思っていましたが、今は吸い取り紙を買おうか迷っているほどです。
この万年筆を使うとふと故人のことが想い出されます。少し不便なものを使うには、何かしら理由があるはずと考えると、いたるところに物語が見つかりそうですね。