「オルヘル」
煩先生
金細工の音は
確かに魔法だ
煤けた惜別も
美しく魅せる
尻尾振る犬に
愛を託したよ
その旋律すら
頼り無い儘で
言葉の底では
共振に怯える
僕が失われた
完璧な世界線
足跡は静かに
春を嘆くだけ
澄んだ肋骨が
郷愁の中鳴く
「オルヘル」 煩先生 @wazurai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます