第17話 いつかどこかの風景

機械の身体


けれど、精密に出来ていて、有機物を使用しており、外見は人間と違いはない


魂がこの身体に入って動く


魂はどこに宿るのか、精神とは何か


0〜13まで番号の書かれたカプセルに1体ずつ入っている機械


目の部分にはサングラスのようなゴーグルが掛けられている


そして番号毎に名前があった


0に入っている機械には、

ゼロ・アヴェラ

と書かれている


ここは現実でもDDでもない別の世界

10数年後の未来のこと




ーーー




3人は歩きだした。


その不思議な町に向けて。


途中、遠くに、向かうはずだった国が見えた。


けれどその国へ向けた軍隊が進んでいるようだった。


数日前に見た鎧の騎士達だった。


また、戦争が始まる。


この国に滞在する予定であったが、運良く巻き込まれずに済んだ。


先日の敗北を3人はまだ引きずっていた。


その国を横目に、先を急いだ。





町を出たのが、早朝。


その場所に着いたのは、日が暮れた頃だった。

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