第14話 青い鳥
次に3人が訪れた町は、小さな町だった。
そこに辿り着くまでに、ブリッカーと違う国の軍隊を見た。
それを避けるように森を進んだ。
そこでヴィントは、見付けた。
ヴィント「!!ねぇ、あれ!」
ヴィントの声に、寄ってくるミスト。
ミスト「ん?どうしたの??」
指を指す。
ヴィント「あれ、あれ。」
それは南国の海のように綺麗な真っ青だった。
ミスト「ん?どれどれ?」
それはこちらに気付いて、消えた。
飛んで行ったのだろうけれど、すっと消えたように感じた。
ヴィント「行っちゃった。。」
ミスト「え?何かいたの??」
ヴィント「うん。。青い鳥。」
そこで、黙ってこのやりとりを見ていたカイが言う。
カイ「青い鳥。。。何かの童話みたいね。」
ミスト「え〜っ、見たかったな!!」
ヴィント「うん。青くて綺麗だった。」
ヴィント「(でも…)」
(何か喋っていた気がする。。)
ーーー
次の町に着き、今後の先を決めるのに、数日滞在する事にした。
前の町は滅ぼされて、移動を余儀なくされた。
まだ、目的地は分かっていなかった。
前回と同様に、カイが調べ、
ミストとヴィントは働きながら情報を集める事となった。
ミストは明るく、何でも出来る方で、仕事も出来た。
そして人に気に入られやすいので、良くしてもらった。
ヴィントは暗く、やった事がある事しか出来ない方で、尚且つ遠慮するたちなので、中々打ち解けなかった。
情報は、ミストが聞いた情報を一緒に聞いていて、カイに伝える時にフォローした。
色んな事で、役割は大体決まってきていた。
得意な事をそれぞれやる。
これも、カイの提案だった。
この町では、「封印の書」に関する情報は得られなかった。
そもそも、それについて知らない人ばかりだった。
小さな町だったので、図書館等もなかった。
けれど、別の情報を得て、町を出る事になった。
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