第10話 戦闘スタイル

3人はそれぞれ違った能力に秀でていた。


戦争が多いこの世界で、それぞれ能力を身に付けていった。





ミストは、高速移動が得意だった。


彼は元々スポーツ万能で、明るく、皆の中心になるような人間だった。


長くない剣を持って、高速移動で斬りかかる。


そして、正々堂々、が好きだった。





カイは、頭が良かった。


運動神経も悪くなかったが、彼は自分で武器を考案して使うスタイルとなった。


主に銃を使う。


弾丸や弾道など、色々考えて戦う。





ヴィントは、元々かじっていた武道の影響か、暗殺に特化した。


ミストと違い、正々堂々でなく、気配を消して静かに近付き、一撃で仕留める。


その為の武器を持っていた。


右手に剣、

そして左手には、カイの考案した無音で射出する千本を持つようになる。





彼らは、戦いの多いこの世界で、それぞれの戦い方を覚えていった。




ーーー




始めは、訪れた国で起きた事件を見てからだった。

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