第4話 冒頭③

(冒頭の終わり)




?「やあ。」


ふと目覚めると、金髪の少年が目の前にいた。

その隣には眼鏡の少年が隣にいた。


周りは芝生と、木々が生えていた。

新緑の時期なのか、黄緑色の葉が多かった。

天気は良く、日差しは強すぎず、寒くもなく、暑くもなかった。


状況が分からないまま、


一節「・・・・やあ。」


今の状況が理解出来ず、言われた言葉をただ返す事しか出来なかった。


まだ小学生の一節であったが、同じ位と思われる2人だと感じた。

2人は、一節と違って、ニコニコ笑っていた。


ただ、年齢の上下で話し方を変えようと思う程、大人でもなかった為、普通に話し掛けられた。


一節「君、だれ?」


けれど友達の少ない一節の言葉に温かみはなかった。


それが、椅子の向こうの世界での彼らの出会いだった。




ーーー




椅子の向こうの世界では、

「藤堂一節」

という名前を、

「冬堂一雪」

と名乗った。


大体の人間は皆、偽名を使う。

ソーシャルネットワークで偽名を用いた頃のように。


そしてその中で、彼がたまたま始めたゲームでは、

「ヴィント・スノーウァ」

と名乗った。


これは、この世界の名前を用い、

「冬」から「winter」

「雪」から「snow」


この言葉を文字って、

「Vint Sower」

と付けた。


この名前が、悪かった。

良かった点も多いのだが、総合的に見たら悪かった。


特に、始めの文字を「W」でなく「V」とした所が良くなかった。

これが「W」であったなら、何やかんやありながらも、一般人として過ごしていけたのだ。


わざわざ「V」にした事が問題だった。





ゲームというのは、画面の外でコントローラーを手にして操作するタイプのものでなかった。


この頃は、前に書いたように、「DD」と「nerv(ナーヴ)」という技術が発達してた。


原理は似ていて、人間の神経に直接アクセスするものだった。


「DD」は、意識がその世界に入る。

「nerv」は、現実世界で神経を多重に扱う技術。


「nerv」について、一節には適性がなかった。

「DD」については、、、、。



、、これから書いていこう。

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