キャラ紹介(各話完結形式)
リコ&雫(しずく)
リコは右投げの投手。
フォームはスリークオーター。斜め上から投げるピッチングフォームである。
ランナーの有無に関係なく、セットポジションで投球する。
リコが投げたボールが、キャッチャーミットに収まった。
時速160キロの速球である。
そのスピードに、バッターはバットを振る事すら出来なかった。いわゆる「手が出なかった」という状態。
球場の大型スクリーンに表示されたのは、左右反転したKだ。見逃し三振を意味するKである。
スクリーン上には、普通のKもある。こちらは空振り三振を表していた。
両方のKを合わせると27個。
それは、リコが27個の三振を奪ったという事だった。
「──という夢を見たんだよ!」
「夢オチというやつですわね」
エンターテインメントとしての野球を提供する独立リーグ。
そこにはいくつものチームが存在しており、日本各地に本拠地を置いていた。
野球をするアイドルグループがいくつもあるのだと思ってもらうと、イメージしやすいのではないだろうか。
球場という舞台で華麗なプレーを披露し、それによってチケット収入を得る。
グッズ販売で収益ゲット。
アイドルのコンサートみたいなものだ。
ちなみに、ほとんどの球場が開閉式のドーム球場。天気次第では屋根が開き、青空の下で野球をする。
リコと雫は高卒1年目のルーキーである。
所属しているのは創立1年目のチームで、選手は全部で15人ほど。
「雫ちゃん、キャッチボールしよ」
「いいですわよ」
2人がキャッチボールをする時は、いつもリコが先に投げる。
ボールを受け取った雫が、それを投げ返す。
ピッチャーとキャッチャーという間柄からか、自然とそういう形になった。
まずは、肩慣らしのキャッチボール。
キャッチボールのためのキャッチボールと言ってもいい。
「ところで、リコさんの夢の話ですが」
「リコの夢? リコの夢はねー、81球27三振で完全試合を達成することかなー」
「27人を3球三振なんて、究極のパーフェクトゲームですわね。……そういう意味の夢ではなく、先ほどの夢オチの方の夢ですわ」
「あ、そっちの夢か」
「あの……。その時のキャッチャーは、誰だったんですの?」
「誰だったんだろ?」
「わたくしじゃありませんの!?」
「え、えっと……。夢って、そんなにハッキリしてるものじゃないでしょ? バッターの顔もキャッチャーの顔も覚えてないよ」
「……まあ、そういうものかもしれませんわね」
「──でもね」
「でも?」
「リコが81球27三振で完全試合を達成するとしたら、その時のキャッチャーは雫ちゃんだよね」
「リコさん……!」←感激してる
「27奪三振なんて、夢のまた夢だけどねー」
「そもそも、リコさんは先発投手じゃありませんしね」
「81球なんて投げたら、すっごく疲れそうだよねー」
「キャッチャーも大変ですわよー。何十球もピッチャーにボールを投げ返すんですから」
最後に1球、少し強めのボールを投げる雫。
それを合図に、本格的なキャッチボールが始まるのだった。
リコのデータ
・利き腕:右投げ右打ち
・ポジション:ピッチャー(フォームはスリークオーター)
・一人称:リコ
・オッパイ:C
・備考:割と速球派
雫のデータ
・利き腕:右投げ左打ち
・ポジション:キャッチャー(ファーストも守れる)
・一人称:わたくし
・オッパイ:D
・備考:雪国育ち
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