◆Middle05◆尾行大作戦
ブリオッシュから転がるように出てきたポメ郎。
と同時に四人の子弟とジョンが料亭から、足早に去ろうとしていた。
その様子を抜け目なく目にしていたラヴィニアたちは……。
GM:では、次のシーンです。高級料亭ブリオッシュからポメ郎が出てきて、みなさんと合流しました。情報を共有し、対策を練るシーンを想定しています。
鉄也:ギギッ……GM、俺も合流してOKかな?
GM:OKです。
ゼロ:では、ポメ郎様と鉄也様と合流しましょう。
ポメ郎:では、とにかくかくかくしかじか。料亭内で見たことを話すポメ。
ラヴィニア:よからぬ計画を立てたルティが、四人の協力者に何か協力を求めたらしい……ということね?
鉄也:ギギ、そしてそのメッセンジャー役がジョン。
ポメ郎:あと高官の子弟たちは、全員仮面をしてハートの形をした、ピンクダイアモンドの飾りをしていたポメ!
ゼロ:あからさまに怪しいですね、そのダイアモンドは(笑)。
ラヴィニア:状況は把握しましたわ。GM、ジョンや四人の男たちを尾行できませんか?
GM:OKです。ジョンを含めた五名は別々の道に分かれます、どう尾行しますか?
ゼロ:手分けして尾行しても、確実にひとりは追うことができませんからね。
相談の結果、ラヴィニアが仮面のエルダナーン、鉄也が仮面のドゥアン、ポメ郎が仮面のヴァーナ、ゼロがジョンを捕まえる分担となった。
最初に判定をした鉄也は失敗。仮面のドゥアンは途中で謎の鉄鎧の尾行に気づき、空へと飛び去ったのである。
ポメ郎は《アンプロンプチュ》を使用して判定に成功。仮面のヴァーナが大商人エチーゴ・ダイコークの家に入っていったことを目撃する。
そして……。
ラヴィニア:では、わたくしが満を持して、エルダナーンを追いますわ。
GM:(ダイスを振る)仮面のエルダナーンの出目は8。14です。
ラヴィニア:こちらの【感知】は5ですわ。(ダイスを振る)8。13で尾行失敗。
GM:尾行するラヴィニアの前で、彼はふいにその辺の酒場に入っていきます。
ラヴィニア:裏口に回りますわ!
GM:そして、そのエルダナーンは普通に正面出口から出てくるわけです。
ラヴィニア:何ということ!? 謀りましたわね!?(一同爆笑)
GM:謀ってませんから(笑)。
ポメ:ただの判定失敗を無駄に面白くしてしまう、さすがはラヴィニア様!(笑)
GM:最後にジョンを尾行したゼロ。(ダイスを振る)……ジョンの達成値15です。
ゼロ:フェイトを1点使って判定しましょう。(ダイスを振る)……16で尾行成功!
GM:フェイトを使ったので、ラッキーなことが起こったということにしましょう。ジョンはふと落ちていたお金を発見して、警戒を緩めてしまいました。
ゼロ:私は、その様子を赤外線暗視装置を使って把握しました。
GM:ちなみに、ジョンについては、この場で捕まえることができますが、どうします?
ゼロ:では、捕まえるとしましょうか。ていっ!
GM:「アブラッ!?」(←ジョンが意識を失なう)
ゼロ:そのまま、酔っ払いを介抱するように見せかけ、ジョンをホテルの最上階まで運びこみます。
GM:では、シーンをここで終了にして、次は尋問のシーンにしましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます