ENDING PHASE

◆Ending01◆ミナミーノ島和平会議

 島民たちを疑心暗鬼に陥らせていた元凶は取り除かれた。

 島を取り巻く状況は大いに改善していった。


GM:では、エンディングフェイズに移ります。

ラヴィニア:海賊たちはどうなったの?

GM:海賊を捕らえたことが本国に伝わり、役人がやってきて船長ら首謀者を連れて行きました。本国の裁判で裁かれることになるでしょうね。ジョンは結局逃げ切りました。

ポメ郎:よかった、よかったポメ。

GM:で、そちらの方の後始末も終わって、これからサハギンとホブゴブリンとの、和平会議のシーンになります。

ラヴィニア:城の大会議室で話をしましょう。「……というわけで、すべての事件を裏から手を回していた海賊は、わたくしが倒しましたわ」

GM:村長は揉み手をしながら「さすがはラヴィニア様でございます」と言います。

ラヴィニア:村長は手もみがうまいですわね(笑)。えーと、「ここに! 人間とホブゴブリンとサハギンたちの、協力体制を敷くことを宣言します! 誤解の元に生まれた禍根を忘れ、この島を南の楽園にするように!」。

GM:「おお!」と一同が沸き、ホブゴブリンのリーダーが「これを村から持ってきたホブ」と、野菜などを持ってきます。一方サハギンは、海の幸を。

ゼロ:そして、人が持ち込んだ家畜を、平和になった山に放牧して得るものは……。

ラヴィニア:……肉(笑)!

GM:そうして盛り上がっている中、ホブゴブリンたちは「そういえば、キレイなものがあったから、持ってきたホブ」と言って、ラヴィニアに石を見せます。

ラヴィニア:(面倒くさそうに)はぁん……石ぃ?

GM:透き通っていてキラキラした、普段その辺に転がっているのとは違う石ですね。

ラヴィニア:なんだと! ちょっとちょっとゼロ、鑑定して鑑定!

GM:判定なしでも分かります。「これはダイアモンドじゃなかろうか」と。

一同:な、なんだってぇ!?

ゼロ:これは……島にダイアモンドの鉱山でもあるんでしょうか。

GM:すると「おっと、ホブゴブリンたちだけにいい顔はさせられないギョ」と……。

ラヴィニア:あら、サハギンも?

GM:貝をパカッと開けると……その中に真珠が。

ラヴィニア:おお! あなたを、貝の養殖担当に任命しますわ!(笑)

ゼロ:ラヴィニア様は、ダイアモンドクイーンだけでなく、パールクイーンにもなれますね。

ポメ郎:ダイアモンドパールマーメイドクイーン……すごいポメね。

ラヴィニア:何がなんだか分からないですわよ(笑)。

鉄也:ギギ、現代知識があれば、貝の養殖まではいける気がするね。

GM:ラヴィニアは《アルケミーノウリッジ》とか持ってますから、知識をあわせればいけそうですね。

ラヴィニア:すばらしい! これぞ楽園! これぞ南の島!

ゼロ:これは……スゴいことになってきた。

鉄也:ギギ、もしかして、独立国でも作れるんじゃ

ラヴィニア:ちっちゃいちっちゃい! この島を足がかりに、このエリン全体を征服してやりますわ!!

一同:調子にのった!?

GM:では、そんな感じで盛り上がったところでシーンを終了します。


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