◆Middle08◆悪役令嬢、コスプレと戦う

 一行は、サハギンたちが住む入り江を後にし、島の東側へ向かう。

 目的は、東へと逃げていったゴブリン退治である。

 獣道を辿っていくと、数時間ほどして道は整備されたものへと姿を変えていった。

 何者かの集落が近いようだ。


GM:では、新たなシーンとなります。皆さんは逃げていったゴブリンたちを探すため、島の東側へと向かいました。泉を越え、しばらくするといくらか舗装された道になります。

ゼロ:ふむ。ゴブリンの集落はすぐそこかもしれませんな。

GM:ご名答。しばらく進んでいくと、鉈を持ったゴブリンの集団がわらわらと出現します。「お前らは何者だ? 返答次第では、ただではすまさないゴブ!」

ラヴィニア:ポメ郎。教えてやりなさい。

ポメ郎:この島の新たなる領主にして、我が主、ラヴィニア様だポメ!

GM:「つまり、俺たちを殺しに来たんだな!? そんなことはさせないゴブ!」

ラヴィニア:サハギンたちと同じ反応ですわね。こういう展開になると思っていましたわ。あなたたちの敵はほかにいますわ。

GM:「どういうことだ!? どうせ、ギルマンと手を組んだのだろう? 騙されないゴブ!」

ポメ郎:では、いきり立つ彼らを説得したいポメ。殴りたければ、殴るがいいポメ! 頬を差し出すポメ!

GM:では、争いをやめる説得をするなら判定をどうぞ。【精神】判定で10です。

ポメロ:(ダイスを振る)……13で成功。

GM:拳を振り上げますが、再び下ろします。「ダメだ、殴れない……こんな愛らしいポメロを、殴るわけにはいかないゴブ」

ポメ郎:我が主ラヴィニア様は、このようにエネミーの姿をしていても仲間に加えてくださる、優しい心をお持ちの方ポメ。

ラヴィニア:あら、良いことを言いましたわね、ポメ郎(笑)。

GM:そして、彼らの代表が話し始めます。「聞いてくれ。俺たちはゴブリンじゃない。ホブゴブリンなんだホブ……」


ホブゴブリン

 ホブゴブリンはエネミーのゴブリンによく似た外見を持つ種族。『ストレンジャーガイド』で追加されました。基本的に無害な存在で、邪悪な行動を取ることはありません。冒険者として活躍する者もいる、意外と話せば分かる連中です。

ラヴィニア:そこも、サハギンたちと同じですわね。もっと詳しい話を聞かせて?


 ホブゴブリンたちの語った内容は、サハギンたちの村で起きていた現象と鏡写しのようにそっくりであった。

 ようするに、泉を使用しようとするとギルマン(実はサハギンなのだが)が、武器で脅してくるので飲料水不足に陥っている、という問題を彼らも抱えていたのである。


ラヴィニア:では、サハギンの時と同様に彼らと人間の仲を取り持つとしましょうか。

ゼロ:それならば、三者で会談をすればいいのでは? ミナミーノ島平和会議を。

ラヴィニア:よい考えですわ、ゼロ。

GM:ここで、後ろで見張りをしていたホブゴブリンが「大変だ! 魚が襲いかかってきたホブ!」と叫びます。

ラヴィニア:ほう。

GM:遠くを見ると、ずきんを被った魚のような姿をした小柄な何かが、クナイを握ったまま地面を這うように迫ってきます。その後ろには鎧を着込んだ魚人が続いているのです。

鉄也:ギギ……ニンジャっぽいのとナイトっぽいのだと?

GM:はい。そして彼らは「俺はギルマン様だ! ギルマン様のお通りだ! さあ怯えろ!這いつくばれ!」と言いながら近づいて来ます。

ポメ郎:ホブゴブリンたちの話のとおり脅して来てるポメ。

GM:しかし彼らは、木にぶつかって「前、見えない……」とか呟いています(一同爆笑)。

ゼロ:様子がおかしいですね。

GM:一方ホブゴブリンたちは「ギルマンたちが来たホブ!」と慌てふためきます。

ゼロ:落ち着きなさい。ここは、領主様にお任せするのです。

GM:「おおっ! なんと素晴らしいお方ホブ!」

ラヴィニア:当然です。さて、そこのギルマン、ちょっと前へ。あなたたちは、西の入り江にいるサハギンとは別物ですね?

GM:「お、おお、何を言う。俺たちはそれだよ! ゴブリンなんて、みんな切り裂いてやるぜ!」

ラヴィニア:「誤魔化しても無駄。ギルマンとゴブリン扮して、泉に人を近づけないようにしている何者かには気づいておりました」

鉄也:ギ……確かに、敵はほかにいると言っていた。

ポメ郎:さすがラヴィニア様ポメ!

ラヴィニア:ここでエネミー識別をしたいんですが、いいですか?

GM:はい。OKですよ。

ラヴィニア:レベルの高そうな鎧の方を。(ダイスを振る)16。

GM:実は、鎧を着ている方がレベルが低いんですよね(一同笑)。名前は、ギルマンナイト(海賊)です。分類は人間で、属性はありません。


ギルマンナイト(海賊)イラスト↓(お手数ですが下記URLをコピーして、ブラウザに入力してください。イラストを閲覧できます)

http://www.fear.co.jp/kakuyomu_gazou01/16knight.jpg


ラヴィニア:(海賊)? 人間?

ゼロ:ギルマンじゃなく、人間の海賊ということのようですな(笑)。

GM:スキルは、《ヴァーナ:猫族》《甲殻の鎧(ハリボテ)》を持っています。《甲殻の鎧(ハリボテ)》は、シナリオ中1回、ダメージロールの直後にダメージ軽減を行ないます。

ラヴィニア:なるほど(笑)。

GM:《スマッシュ》《フロンタルアサルト》《スラッシュブロウ》などもあります。ギルマンナイトに近い感じにしてあります。

ラヴィニア:みんな、騙されないで! アレはギルマンに化けた人間の海賊です! 正確にはヴァーナの猫族ですけど。

ポメ郎:何ですと!?(笑)

GM:「そ、そんなことはない! 俺はギルマンだ!」

ラヴィニア:GM、演出で鎧のギルマンに《ファイアボルト》を撃ちこみたいのですけど?

GM:いいでしょう。


 ラヴィニアの杖から炎がほとばしる。

 威力の絞られたそれは、ギルマンの頭部に命中し、それをあっさりと吹き飛ばした。

 一見すれば超スプラッタな光景であったが……。


GM:しかし、見れば吹き飛んだのはハリボテの魚の頭にすぎなかった。そのギルマンの首の上には、猫族の男の顔があらわになっていた!

ラヴィニア:ご覧のとおり、ぜんぜんギルマンじゃあないですわよ!(笑)

ポメ郎:くぅ~っ!? ラヴィニア様、しびれるポメ~!(笑)

GM:「バレちまっちゃあしょうがない」

ラヴィニア:ゴブリンとギルマンにコスプレし、三つの種族を疑心暗鬼に陥らせたのは、あなたたちですわね?

GM:「くっ、そこまで気づかれちゃあ、しかたねぇ。口封じをするしかねぇようだな。や

っちまいな!」 なお、クナイをもったギルマンは、実はフィルボルの海賊です。呼称はギルマンニンジャ(海賊)となります。


ギルマンニンジャ(海賊)イラスト↓(お手数ですが下記URLをコピーして、ブラウザに入力してください。イラストを閲覧できます)

http://www.fear.co.jp/kakuyomu_gazou01/17ninja.jpg


ラヴィニア:なるほど。では、あなたたちを成敗いたしますわ。

GM:「そういえば、新しい領主が来たとか聞いていたな……お前がそれかい」

ラヴィニア:ええ。

GM:「じゃあ、お嬢さんにはちょっと怖い目にあってもらって、大陸に帰ってもらうか」

ラヴィニア:帰れるものなら帰っているわよっ!?(一同爆笑)

ポメ郎:いっそ、海賊の船を奪ってしまうポメ?

ラヴィニア:それよ! ポメ郎、いいことを言いましたね!

鉄也:この島を発展させるという話はどこへ……(笑)。

ラヴィニア:島を発展させるためには、船が必要なのです(しれっと)。

ゼロ:確かにそのとおり。お前たちの船は、たった今、ラヴィニア様が徴収なさることに決定しました。おとなしく、船を差し出しなさい。

GM:「俺たちの船をよこせだとぉ!? 領主の横暴につきあう理由はないな!」

ラヴィニア:何だか、こちらが悪者みたいな展開に(笑)。

GM:では、戦闘ラウンドに移ります。まずは、戦闘準備プロセスです。

鉄也:ギッ、俺は剣をかまえよう。

ゼロ:私は武器が腕から出てきます。左手はダガー、右手はワイヤーウィップです。

GM:配置は、PCは全員で1エンゲージ。そこから5メートル離れた位置に、エネミー全員で1エンゲージです。では、戦闘を開始します。


●第1ラウンド

▼行動値

ゼロ              18

ギルマンニンジャ(海賊)A、B 16

ギルマンナイト(海賊)     11

ラヴィニア           8

鉄也              5

ポメ郎             2


戦闘図版↓(お手数ですが下記URLをコピーして、ブラウザに入力してください。図版を閲覧できます)

http://www.fear.co.jp/kakuyomu_gazou01/18-M_R01-01battle_out.pdf


GM:まずは、第1ラウンドのセットアッププロセス。何か行動する人はいますか? (確認して)ゼロとラヴィニアですね。こちらは特にありません。

ゼロ:《オーバーリミット》。奥歯のスイッチを噛みしめて加速します。【HP】を5点消費して、命中判定と回避判定に+5。

GM:ゼロの視点から見ると、周りが遅く見えるようになるわけですね。

ラヴィニア:《メタモルフォーゼ》。魔術判定に+2かつダメージにも+2されますわ。演出は赤き斜陽の剣が、魔法の杖へと変形していく感じにしましょう。

ゼロ:変身のバンクシーンが入るんですね。

GM:……では、イニシアチブプロセス。まずは、ゼロのメインプロセスから。

ゼロ:ムーブアクションは、敵のエンゲージに移動。マイナーアクションは《サイドワインダー》、メジャーアクションが《ワイドアタック》。ギルマンナイト(海賊)、ギルマンニンジャ(海賊)A、Bが対象で……(ダイスを振る)命中は25。

GM:では、回避判定をします。ギルマンナイト(海賊)は、(ダイスを振る)12。ギルマンニンジャ(海賊)Aは、(ダイスを振る)15。ギルマンニンジャ(海賊)Bが……(ダイスを振る)クリティカル。ギルマンニンジャ(海賊)Bだけ回避成功しました! 「ギルマンニンジャの動きを極めるために苦節半年、ようやく実を結んだぞ! みんな、見てくれたか!?」とBが周りを見回すと、仲間はズバッと斬られている。「……あれ?」(一同爆笑)

ゼロ:ダメージロールの際に《ストライクブースト》を使用。……(ダイスを振る)ダメージは、48点の物理ダメージ。

GM:ギルマンナイト(海賊)は、《甲殻の鎧(ハリボテ)》を使用。鎧がはじけ飛んで損害を軽減した分、ダメージが減りました。

ゼロ:倒せなかったが、まあ、役目は果たせましたかね。あとは任せましたよ。

GM:次は、ギルマンニンジャ(海賊)A。《遠隔攻撃》を持っているので、対象はランダムに選びますね。(ダイスを振る)2だから、鉄也。一番固いところへ行ってしまった……。

ゼロ:(ギルマンニンジャ(海賊)になって)「俺たちの戦法は、盾から潰す、だ!」

鉄也:ギ……この鎧に効くと思うか?

GM:ムーブアクションはなし。マイナーアクションは、《バッドステータス付与:毒(3)》。メジャーアクションで、鉄也に《遠隔攻撃》。(ダイスを振る)命中は23。

鉄也:回避は、1+2D。(ダイスを振る)……クリティカル!

GM:「ば、バカな!?」

ゼロ:鎧にクナイが突き刺さるんだけど、すべてむなしく地面に落ちるんですね。

GM:「こ、こいつ、中身が何もないのに、動いている、だと!?」

鉄也:黒騎士はお前らを許さん! この鎧の中には、小鳥たちの巣があるのだから!(笑)

GM:小鳥たちは逃げていきます。「違う! そんなつもりじゃなかったんだ!」 さて、次はギルマンニンジャ(海賊)B。(ダイスを振る)1だから、ラヴィニア。

ラヴィニア:あなたのクナイはわたくしを貫けません。なぜなら、わたくしには、立派な盾がいるからですわ。

GM:「さて、どうかな?」 スキルの組み合わせは先ほどと一緒。(ダイスを振る)命中は22です。「しかも、この毒はちょっとしたしかけがあってな。食らうと、俺らへの攻撃が当たらなくなるぜ?」

ラヴィニア:ふふん。避けて見せますわ。(ダイスを振る)ファンブル(笑)。

鉄也:ギ……《カバーリング》+《アイアンカバー》を使用してラヴィニアさんをカバー。

GM:(ダイスを振る)37点の物理ダメージ。

鉄也:【物理防御力】が36点ある。《アイアンカバー》でさらに+17。つまり、ダメージは0

だ。ゴイーンと鐘のような音が響いただけだった。

GM:「まだ、ギルマンになりきれていなかったというのか……」がくりと膝をつきました。

ポメ郎:次は、ギルマンナイト(海賊)の番。

ラヴィニア:ギルマンナイトは、初撃が強かったような……。

GM:ムーブアクションで離脱して、PCのエンゲージへ移動。メジャーアクションで武器攻撃をしつつ《フロンタルアサルト》を宣言。狙いは、(ダイスを振る)ポメ郎。

ポメ郎:ふっふっふ。ボクでいいのかポメ?(笑)

GM:「まずは弱いポメロから潰す。それが兵法よ!」……(ダイスを振る)命中は18。

ポメ郎:《アンプロンプチュ》を使用。これで、ファンブル以外は回避できる。(ダイスを振る)……達成値24で回避。

GM:「避けられたぁ!? バカな……ポメロがまるで風のようだ!?」

ポメ郎:つぶらな瞳で「当たらないポメ」と見上げる(笑)。

GM:「しかもあざといかわいさだ!?」(笑)

ラヴィニア:ギルマンナイト(海賊)から攻撃していきましょうか。ムーブアクションで、《ウィルスコマンド》。魔法の杖の先端に灯した炎にウィルスを仕込みます。

GM:「なに炎? 炎はやめるんだ!?」

ラヴィニア:やめませんわよ? マイナーアクションは《プログラムマジック》で火力を上げ、メジャーアクションに、《ファイアボルト》+《ディレイコマンド》。1点でもHPダメージを与えた場合、[ノックバック(2)]が入ります。……(ダイスを振る)命中は26。

GM:クリティカル以外は回避できません。(ダイスを振る)9。15で回避失敗。「やめろ!

〈火〉は【魔法防御力】無視だから……って、俺は〈水〉属性じゃあなかった!」

ラヴィニア:うるさいっ! 63+7D。(ダイスを振る)90点の、魔法〈火〉ダメージ。

GM:【魔法防御力】は5点だから、85点ダメージ……。まだ生きている!

ラヴィニア:[毒(3)]と、行動値が10下がりますわよ。

GM:行動値が1まで下がりました。

ラヴィニア:ああ、良い気持ち。火を見ると落ち着きますわ。

GM:「ヒイ! 何て恐ろしい女だ! こんな女に任せたら、この島はおしまいだ! どんなに叩いても、火が消えない!?」

ラヴィニア:ああ、良い声♪

ポメ郎:ラヴィニア様悪役みたい……って元々悪役令嬢ポメね(笑)。

鉄也:ギ、俺だな。ムーブアクションとマイナーアクションを使って、離脱移動。ギルマンニンジャ(海賊)がいるエンゲージに入る。メジャーアクションは、ダメージのないギルマンニンジャ(海賊)Bに《バッシュ》。(ダイスを振る)7で、16。

ラヴィニア:6分の5で命中する感じ。

鉄也:伝承武具の“達人の武具”の効果を使用して、振り直し。(ダイスを振る)命中は18。

GM:「俺のスピードについてこれるかな?」 3Dで、12以上が出れば回避。(ダイスを振る)16。22で回避。

鉄也:GMの出目が良かったのか。これはどうしようもない。

ポメ郎:ボクの番。ゼロに《ジョイフルジョイフル》。

ゼロ:ムーブアクションはなし。マイナーアクションが、《サイドワインダー》。メジャーアクションが《ワイドアタック》。(ダイスを振る)命中は26。

GM:ギルマンニンジャ(海賊)Aは、(ダイスを振る)クリティカルで回避成功! ギルマンニンジャ(海賊)Bは、(ダイスを振る)8。14で回避失敗。

ゼロ:《ストライクブースト》。(ダイスを振る)49点の物理ダメージ。

GM:クリンナッププロセス。ギルマンナイト(海賊)は、[毒(3)]の分のダメージを受けました。【HP】3点で生き残った!(一同笑) では、第2ラウンドへ移りましょう。



●第2ラウンド

▼行動値

ゼロ              18

ギルマンニンジャ(海賊)A、B 16

ラヴィニア           8

鉄也              5

ポメ郎             2

ギルマンナイト(海賊)     1


戦闘図版↓(お手数ですが下記URLをコピーして、ブラウザに入力してください。図版を閲覧できます)

http://www.fear.co.jp/kakuyomu_gazou01/19-M_R02-01battle_out.pdf


GM:第2ラウンドのセットアッププロセスを始めます。

ゼロ:《オーバーリミット》。

GM:他になければ、イニシアチブプロセス。まずは、ゼロから。

ゼロ:ムーブアクションはなし。マイナーアクションが、《サイドワインダー》。メジャーアクションで、《ワイドアタック》。(ダイスを振る)命中は21。

GM:3Dで15以上が出れば回避ですね。ギルマンニンジャ(海賊)Aは、(ダイスを振る)9。15で回避失敗。ギルマンニンジャ(海賊)Bは、(ダイスを振る)6。12で回避失敗。

ゼロ:《ストライクブースト》。(ダイスを振る)55点の物理ダメージ。

 海賊たちへの攻撃の動作の最中、ゼロのミラーシェードに機械の光が赤く灯った。

 同時に彼の下肢から突如バーニアが出現し、眩しい噴射炎が輝く。

 音の速さすら超える高速機動モードから、とどめの一撃が放たれる。

 もはや、海賊たちにできることは、ひとたまりもなく蹴散らされることのみであった。


GM:ギルマンニンジャ(海賊)A、Bともに戦闘不能になりました。

ラヴィニア:素晴らしい!

GM:そして、ギルマンナイト(海賊)ですが……【HP】がひと桁しかないので、降伏します(一同笑)。「俺はギルマンナイトにはなれない! ヴァーナなんだ、許してくれ!」

ラヴィニア:どちらにしろ、このラウンドのクリンナッププロセスで、[毒(3)]のバッドステータスで倒れるはずですしね。

GM:では、戦闘ラウンドを終了……って、クリンナッププロセスは飛ばせないのでした。ということで、ギルマンナイト(海賊)は、[毒(3)]のダメージで戦闘不能になります。「バカな! 俺はなんのために降伏したんだ……」

ラヴィニア:コントかよ!?(一同爆笑)

ゼロ:ともあれ、手当てしたあと縄で拘束し、話を聞き出しましょうか。

GM:了解です。では、戦闘ラウンドが終わったところで、このシーンは終了です。

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