第7話 本の虫
子供の頃、ちょっと変わった友達がいた
同じ歳の女の子
彼女は忍者になりたかった。
空を飛んだり
水上を歩いたり消えたり
でも、もう失われた技
教えてくれるところもない
彼女の夢は
ロビンソンクルーソーや
シンドバッドの冒険
船乗りになりたかったんだ
でもその頃は
海は女性に開かれていなかった
その次に彼女は
魔法使いになりたかった
しかし、魔法等どこにある
誰が知っている
彼女の望みは
どれ一つとしてかなえられない
彼女はどれにもなれないで
本の虫になった
可哀想だから、飼っている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます