第5話 奇妙なはじまり
幼少時の遠い記憶にこういう話がある。
時系列的に言えばこれが本当のはじまりである。
(2話目の前日談である)
最初の体験はホントにちょっとした体験だった。
当時6歳くらいだったかな。俺はまだマンションに住んでた。
ボロボロのマンションで俺の住んでる階の廊下だけ電灯が点かない。
そんなマンションに住んでた時の出来事。
夜に急に従妹が泊まりにきた。
この時はまだ両親は共働き、水商売という環境で深夜まで一人だった。
従妹はどうやらまた家出をしたらしく 30kmちょい離れてる所から
自転車で来たようだった。俺一人という事もあり、すぐさま家に入れた。
それからは絵を描いてもらったり、色々遊んでもらってた。
しばらくすると眠くなり、寝ることにした。
夜遅くにトイレに行きたくなり目が覚めた。
俺は起きて用を足し部屋に戻ろうとした時
急に電子レンジが動きチーン!と大きく鳴った。
うちの家は貧乏性なのか電化製品は必要最低限以外コンセントを抜く。
その日も最後に俺が使って俺が抜いたのだから動くはずはなかった。
しかし 実際には動いた。俺は驚いて慌てて布団をかぶって寝た。
これ以降、俺は現在起きてるような奇妙な出来事に遭遇するようになったのだ。
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