第2話 色々なモノ
幼少時のとある出来事から
玄関の前を真っ黒な人や犬が通り過ぎたり、
事故った時も黒い人影がチラっと見えたり。
まぁ なんかそんな感じで何かがたまに見えるようになってた。
そんなある日の事
この時、週末に外食をするのが日課であった。
とは言うものの、当時小学生の俺にとっては飯食ったら暇な時間だった。
その為必ずゲームボーイを持ち込んで暇を潰してた。
その日はマンションから出た時に持ってきてなかった事に気づいた。
俺は親から鍵を借りて部屋に戻る事にした。
狭くちょっと薄暗いエレベーターに乗って最上階の角部屋だった。
そして玄関のドアノブに鍵を挿し回した瞬間耳元で大きな赤ん坊の声がした。
俺はビビって階段を急いで降りて親のところに戻った。
その話をした時の親の反応はたいしたものじゃなかった。
ふーん って感じ。あって当たり前みたいな。
その理由は次の日に分かる事となった。
昼 家でごろごろしてると親にベランダへ呼ばれた。
親はベランダの向こうに見える廃墟を指指しこう言った
「あそこにある建物は元々産婦人科だったのよ」と。
俺はそれで理解した。赤子の泣き声、親の反応。
その建物が元凶なのだと・・。
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