奇妙な体験談

腐れ外道

第1話色々な出来事

高1か2の終わりらへんに今の団地に引っ越してきたわけだが

しばらくは大した事はなかった。

携帯で話して電話を確実に切ったのに電話から男性の低い声でオイと言われる。そんなことも過去の話であった。

前のマンションは本当に色々あったと思う。

俺が夜 家に帰りふと上を見ると人影がこっちを見ている。

夜だから顔もわからないよな と思っていたが

よく考えると手の先まで影のようなものだったし

エレベーターで上がる途中に玄関を開ける音など一切聞こえなかった。

あれはなんだったのだろうか と思っている。


付け足すと、高校時代に居眠りをしていると自分を俯瞰視点で見ている事があった。これが幽体離脱か、と思っていると先生に起こされた。

「なんで寝ていた?」と聞かれたので俺は「すいません。魂抜けてました」と答えた。なんていう笑い話もある。


そして引っ越し先の団地だが最初は何もなかった。

社会人になってからおかしくなった。

そう言うものの週5ペースでの金縛り+α以外何もない。

というより 今まで金縛りとかなかったのだがそれが急に起き始めた。

試しに無理に体を動かそうとしてみると確かに動くのだが気づくと一瞬でベッドに戻っている。また幽体離脱だろうか?

次は金縛りの後腹の上で子猫、もしくは乳児ぐらいの重さのモノが

跳ねている感触がたびたびあった。

次は口の中に指を入れられた。

次は気配を感じるようになった。

気配を感じた俺は怖くなったのか、何故か名前を聞いた。

確かに日本語だった。しかし名前のとこだけ別の言語のようなものなのか

聞き取れなかった。覚えているのは「ワタシは・・・」だけである


最近は人の頭を足で触ってるような感触があった

なんというか頭蓋骨に髪の毛だけついててザラザラとした髪の感触が

足に残った。しばらくすると体の真横に手らしきものが振り下ろされ

俺は驚き、飛び起きた。夢にしては感触が残ったままだった。

次は手にまたザラザラとした感触があった。そのときは気づいたら起きてた。夢かもしれない、幻覚かもしれない、だが頻繁に起きすぎている。


そう これが俺の日常なのだ。

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