大和撫子ネオの条件 その6「控えめな聡明さ、強さと明るさ」
「白馬の王子様がやってきて、いつかわたしを幸せにしてくれる」という時代は終わりを告げた今、若さや美しさを消費するだけの時間を過ごすことは聡明ではありません。意識的にせよ、無意識的にせよ、今のこの楽しさは若さや美しさ、自然のリソースである自分の中にある「若さゆえのエネルギー」に頼っている可能性があり、将来、枯渇の可能性があることを知ることが重要です。
今、このうちに「システム」を築くことをする。「システム」とは何か。
「自分がやりたいこと」、「自分が追い求めたいこと」、「人生で達成したいこと」、「生きる意味が感じられること」は何でしょう? 「居心地の良い環境の整備」、「好きだなと思うことが続けられる人生」。「楽しく、今を生きていることが肯定できる」、「たとえ苦しくとも後になって、そのことにも意味があったことを知ることができる」。自分の毎日を物理的に上手に回転させていく仕組み、それが自分の周りに構築するべき「システム」です。
「大和撫子ネオ」というコンセプトは「自分で自分を幸せにする」。誰かが魔法のように「幸せを与えてくれる」わけでないことを自覚し、自分で自分の幸せという財産を築いていくことを今日から始めてみる提案です。
思うようにならない人生をどんなふうにデザインしていくのか。辛く悲しい日々、虐げられた中にいるのであれば、そこからどうリカバリーしていくのか。
本当はやりたいのに、今はできないことは何か。その理由は何なのか。欲しいものは何か。この人生で、自分が達成したい目標は?
出口のない自問自答を繰り返さず、とにかく行動を。自分に強さが足りないと感じる時は、具体的に強さを得ることをやってみることを勧めます。
昔は竹槍、薙刀の訓練があったかもしれませんが、今でも「訓練」は有効です。そんな馬鹿な、と思うかもしれません。負けないという心は「形式」から生まれます。弱くとも良い、誰かが守ってくれるという意識を捨てれば、強くなれます。
女性としてどうなのか、自問自答せず、実際に強くなるために例えば、武道を習う手もあるのです。筋肉ムキムキになる必要はありませんが。合気道でも空手でも、柔道でも、剣道でも。薙刀、古武道、居合、弓道、キックボクシング、クラブマガ、ブラジリアン柔術、テコンドー、躰道。
自分が嫌だと感じることを強制される状態に「ノー」と言える芯の強さは必要です。海外の女性は国にもよりますが、当たり前のように「ノー」と言い、物怖じせず対等に男性と話します。
物理的によく食べ、運動し、筋肉をつけた体格の良い訓練された女性は、体の動かし方を知らないヒョロヒョロの訓練していない男性を凌駕できる。武器の所持もある、恨みを買い、罠を仕掛けられる報復があるため、無駄な争いはご法度。それでも、「自信」というオーラがあれば、邪が付け入る隙を減らすことが可能。
海外でヒッチハイクに乗せてあげた20歳くらいの若い女性に「怖くないか」と尋ねてみたところ「怖くない」と。実際のところ、女性のヒッチハイクは全くお勧めできないものの「気持ちの持ちよう」はかなりその場を左右する大きなファクターを占めます。隙を見せたら襲われる。
たとえ男性であろうと「なんか怖い」とビクビクしている男はカツアゲに合うのです。「俺に喧嘩を売るのは100年早い」と心から思っていたら、例えば小柄であろうと、向かってくるのは見る目のない脳筋だけの馬鹿です。もちろん、襲って来られるような状況を作り出すこと自体が既に間違っているので、普段から気を抜かないように。また、そうなるようなファクターを、選択前に回避していかねば生き残れないのです。手前、手前で聡明に避けていかねばならない。
大和撫子ネオもサムライ男子も、心身ともに鍛えてないとダメなことは言うまでもありません。その上で、「無駄な争いごと」を極力避けるように。
弱肉強食の海外にいると、弱い者は力で組み伏せられる現場にいます。暴力に対抗するのは暴力ではない、それでも、具体的に力で組み伏せようとする相手にどう対処するかは常にシュミレーションの必要性がある。対等以上の関係を築くためには、心身を鍛えるしかないのです。
海外は物騒だ、日本にいて良かったな、という時代は終焉を迎えつつあります。これからは攻め込んで来られる。親切に軒を貸せば、母屋を取られる時代。お金で解決するにも、そのお金がなくなり、徐々に土地を取られ、小作人のようになっていきます。だから今、大和撫子ネオとサムライ男子を復権させねばならないのです。聡明さ、芯の強さ、明るさ、ユーモアでこの状況を乗り切ることを勧めるのは、それが唯一の「日本人生き残りの道」だからです。
そこまでして生き残りたくないと感じていれば、より一層の困難と駆逐されていく未来に閉ざされます。実際のところ、選択肢はないのです。勇気を持って立ち向かっていくしか生き残る方法はないと考え、このサバイバル・ゲームの参加を決めたのは、自分自身なのだと自覚するしかないでしょう。逃げずに自覚すれば、面白いゲームになっていきます。立ち向かうしか生き残りの道は残されていません。
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