時代はネオ大和撫子〜サムライ男子の復活

大和撫子ネオになろう

 大和撫子”ネオ”とは

 

 2020年春。新型コロナウィルスが猛威を振るい、世界は劇的に変化しました。最初にこのエッセイを書いた時から、たかだか4年にもかかわらず、何もかも条件が変わったので、新しい大和撫子について、書こうと思います。


 少子化の日本において、男女の人口の比率が近年変わっています。総務省統計局の発表に寄ると、まだ今年の全体の結果は出てないので、去年の2019年10月の調査を参考にしますが、日本の総人口は27万6千人の減少で、現在は1億2616万7千人、これは9年連続の0.22%の減少。


 日本の総人口には外国人も含まれるので、日本人だけの総人口は1億2373万1千人、前年に比べ48万7千人の減少。(0.38%)これも9年連続の減少。


 詳しくは総務省統計局の資料を見てもらうとわかりますが、恋愛する可能性のある人達を15歳から64歳までとする、と乱暴に区切ると、この年代に存在する人は全体人口の約6割。


 愛知県、滋賀県、沖縄県以外の44都道府県で75歳以上の人口が15歳未満の人口を上回っています。少子化が叫ばれて久しいと感じますが、実際はここ10年が人口増限率がマイナスになっているので、あと10年くらいこのまま続けば、劇的に年取った人ばかりが目につき、支える若い世代が少ない状態に。


……とこの流れで次に想像できるのは、「女性余りの時代」。男性の出生率が下がってる理由ですが、近年の原発事故と関係あるのかは不明なものの、放射能への曝露で男児の出生率が下がることは知られています。原発で働く人たちの中でよく言われるのは「原発内の勤務に着く前に男を産んでおかないと、生まれなくなる」ということで、そのことについて根拠を論じずに書くのは危険ですが(六法全書的に危険という意味。根拠のないことを流布する=当局は逮捕できる、という意味で)、真偽はともかく、とにかく女性はこれから「伴侶探しに困る時代」に覚悟がいるかもしれないですね。外国人伴侶を考えに入れないのならば。


……というわけで、大和撫子の条件も「大和撫子ネオ」でないと、時代に対応できなくなるかもしれないと考えました。受け身で物静かなだけ、家を守るだけの古いタイプの「大和撫子」では、需要と供給の問題で、あぶれてしまう可能性が出てきてしまう、と。では新しい時代に求められる「大和撫子ネオ」の条件をあげていきたいと思います。


初稿 2020年9月3日

 

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