番外〜サムライ男子に料理必須か?

 コンテストが終わったのですが、番外の更新です。


 俺の知っているサムライ男子は、料理ができる人が多いです。プロも含め、女性が必要ないくらい。プロが料理できるのは当たり前として、俺が感動したのは、ベリーのパンケーキを、一瞬で作って出したサムライ男子。プロ並みでした。


 ブルーベリー、ラズベリーのソースは、冷凍の実を解凍して、一瞬で作ったらしい。こういう人は、彼女要らない。いつまでたっても結婚する気配がないのは、女性を見る目が厳しいから。そういう人を何人も知ってる。自分ができることが多いと、それ以上を求めてしまって、結婚できない。優秀でなんでもできる人に多い。モテるから、付き合う相手にも不自由していない。でも結婚には辿り着かない。自分のようなパーフェクトさを、相手の女性にも求めるんだろうな、と思われる。


 結果を見ると、料理のできるサムライ男子は、独身パターンを踏みがち。なかなか幸せになりにくい。女の子を見比べても、結局のところ、人間、パーフェクトな人などいないので、迷ううちに、飽きて別れることになる。


 サムライと言えど、”男らしい人ばかりとは限らない”。男らしくないと、結婚に踏み切れない。


 女性は、”料理のできるパーフェクトな男”には注意したほうがいい。優柔不断で、付き合っても、結局、結婚を決めきれないかもしれない。女性は育児や家事を手伝ってくれる人とか、”優しさ”で選ぼうと迷いすぎて、自分の売り時を見失わないこと。


 本編を読んだ読者が言っていたが、”愛というのは育てるもの”。俺もそう思う。草花を育てるのにとても似ている。良いタイミングで、水をやったり。日陰を作ったり、合う土でなければ育たないし、手をかけすぎて、枯れてしまったと思って、放置して忘れた頃に、花を咲かせたりする。花の個性に合わせないとうまくいかない。


 料理のできるサムライ男子は非常に手強い。器用でなんでも自分でできると、女性の出る幕がない。完璧でない自分の欠点までも愛してくれるような女性、男性と出会うには、完璧でない相手に求めず、欠点までも愛すること。


 完璧な男だと、愛されることに慣れていて、追いかけられたら逃げるしかないし、相手にも、同じような完璧さを求めがちなので、幸せになりにくい。


 それよりも、まだ伸びしろが感じられる相手を選んで、ともに成長する、という考え方が上手くいく。くれぐれも、100年の不作、とならないように、思いやりの心で、何かと足りないお互いの成長を見守る”慈悲の気持ち”を忘れずに。


 結論から言えば、男も料理できるに越したことはない。でもそれがむしろ、結婚を決める妨げになるくらいなら、一人暮らしなのに、料理が苦手、だから早く結婚したいという方が、ずっと良いと俺は考える。家で食べるより、100パーセント外食で良い、と考える男性は、それはそれで、ある意味、厄介。


 女性と一緒にいる意味というのは、やはり癒される、自分と違う考え方で、ほっとできる、落ち着ける、というのがある。そういう場所を上手に女性が作ることができるなら、きっと結婚もうまくいくんじゃないだろうか。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る