大和撫子の条件とは?

 大和撫子の条件

 まず第一に、大和撫子は良妻賢母であること。この一言に尽きます。


 夫を誰より愛し、尊敬していていて、真面目で貞淑、清純、勤勉、料理ができ、家事が得意、子供好き、美しければ言うことなしですね。


 基本的なアウトラインがそうだとして、女性の中には、料理、整理整頓が苦手な人もいます。努力が肝心です。この部分がたとえ、厳しくとも、なんとかなっているケースも見てきました。


 俺は、料理が破滅的に下手な女性を知っています。漫画の主人公のようですが、本当です。びっくりするくらい不味い料理を作ります。一体、どんな風に作ると、こうなるの?というような料理が出てくる。むしろ、何も手を加えないような素材だけの料理を勧めたいほどです。


 料理のセンスがゼロの母親に育てられると、まともな料理を食べたことがないので作れないのかもしれませんが、それでも家庭生活はうまくいっているようです。


 本を見て必死に作っているようですが、結果は芳しくない模様です。毎日、一体どうしているのか。実は男性側が食に全くこだわりがない人で、少食。昼は会社のおいしい手作り風の社食。どうやら夜は割り切って、頻繁に勝手に外食して帰り、さして気にしていないようです。結婚前、恋愛していた学生時代は、男性が料理してあげていた、とのこと。


 もともと女性は優秀な秘書で、仕事ができるタイプですが、現在は専業主婦しています。性格は大人しく、よく気がつき、夫を誰よりも愛しています。容姿端麗な人ではないですが、料理以外は問題がなく、夫は高収入、お坊ちゃんのイケメンで、何不自由なく生活しています。女性にもそれほど興味がなく、むしろ冷たいあっさりした性格のために、調和したカップルです。


 こんな風に、完璧な大和撫子でなくとも、基本を踏まえていれば、家庭生活は円満です。基本というのは、夫を尊敬し、愛し、信じていること。大和撫子は、能力があっても、夫より決して前に出ませんから、夫からの寵愛が続きます。


 ただ、うまくいっているとはいえ、将来という意味では不安です。夫は、妻の作る夕飯があまりにまずいため、一人で外で夕飯を食べてから帰る。専業主婦の妻がいるのに、これが普通の状態ではないということに、賢明な読者ならすぐわかるでしょう。女性にあまり興味がないとはいえ、男ですから、機会があれば、わからないでしょう。既婚者に見えないので、なおさらです。そういう蟻の一穴から、不倫が始まったりする。実のところ、要注意です。


 だから、料理が重要、といわれる所以です。そして料理が上手な人は、床上手とも言われますからね。本でなく、実際に自分一人で作らねばならない料理教室に通う事を俺は勧めます。


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