お酒を楽しむのは結婚してから

 先に女性とお酒について書いたので、もう少し書きたいと思います。


 お酒はあくまで嗜好品。なので、一切飲むな、というのは無粋だと俺も思っています。


 たまの非日常を演出するのに、お酒と上手に付き合うのが、スマート。でも、実際には、男性にとっては飲む機会が多すぎて、ついつい習慣になり、健康を損なう結果になります。


 男性の場合、一人の時は飲まない、と決めていると良いかもしれません。俺はそうです。


 男性の場合、晩酌で毎晩飲む習慣がある人が、実のところほとんどのようです。俺は出来るだけ飲まないと決めているので、結婚して、記念日に妻とワインを飲むとか、そういうのに憧れます。


 ワインとチーズを自分がお土産に買って帰って、飲めないけれど、じゃあ、ちょっとだけ、一緒に頂きますね、と言うような妻がいいです。間違っても、自分でどんどん、並々と注いで飲まない。


 そういうささやかな幸せや楽しみごとを二人で積み重ねていくというのが、結婚の良いところだろう、と思うのですが、現実はなかなか、そうでもないようです。


 妻が、まるでウワバミのように、お酒をベロベロ飲むとか、ゾッとする話が多いです。

 そういう妻は、お腹がいっぱいになるのが嫌なため、料理を嫌がります。料理でおなかが一杯になると、お酒が入らない、と。


 そこまでの極端な妻はあまりいないかと思いますが、これは実話です。綺麗、というのに舞い上がって、のぼせ上がって結婚とか、やはりどう考えても、よくよく考えて、吟味しないと、とても佗しい結果を引き当てます。妻と死別の高齢男性なら、なおさら。下手したら、結婚自体が、遺産目当てかもしれません。


 この男性の方は、実は、無類のお酒好きです。最愛の妻を亡くして、後を追いはしないか、周りも心配していました。だから、お酒という共通の趣味で意気投合して、結婚すると聞いた時は、心から良かった、と胸を撫で下ろしました。最初は、そう思っていたものの、お酒に目の色が変わる女性は、やはり一緒に住むと、かなり厳しいようです。いくら綺麗であっても、結婚に向かない女性というのはいるのです。


 見栄っぱりな女性に、結婚して妻になれば、もっと良い思いをさせてくれると思ったのに、と際限なく求められ、お互い二度目の結婚らしいそうですが、もう結構なお年なのに、会社を引退できないでいる、と風の噂で伝え聞きました。


 男が苦労して得たお金を湯水の如く使い、一人だけ悠々と楽しみ、男の足を引っ張る女と結婚してしまうと、何人かそういう例を見ているのですが、男の方は消耗して病気で早死にしそうです。あまりにも気の毒というか、男にそれだけの収入があっても、女がしたい放題に遊び、男が耐え忍ばねばならない結婚って、一体、何なんでしょう?


 次回は、男に忍び寄る誘惑について書きたいと思います。




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