女性の仕事と離婚率

 先に少し書いたのですが、俺は女性が仕事を持つ、持ちたいと思うのは当然、と考える方です。でも、誤解があってはいけないので書きますが、必ずしもフルタイムでなくていいです。世界の流れは、男女平等で、女性もフルタイムで、それを実現している国もありますが、日本の場合は、そこまで制度が整っていない、と考えます。


 もし制度が整ったら? 俺なら、それは『国家の陰謀』と捉えます。一つの家庭で、2つの税収。ただ、日本の場合は、女性があまりにも、子育てに切羽詰まりすぎなので、息抜きという意味で、仕事するのが良い、と考えます。なぜか知らないですが、日本は子供が過保護過ぎます。


 正直言って、俺は女性が外で働くということについて、あまり賛成ではありません。双方の勤務形態がフレキシブルでない仕事だと誰が家庭を運営するのでしょうか。一家に男は二人要りません。日本の社会は、子供が熱を出したから、今日は休む、とかいうことを容認しません。そんな状態で、保育関連のシステムも整備されないまま、女性に働けというのは、無理な話であるし、男も家庭の仕事を手伝えるほどの余裕のある人は少ない。結局のところ、男女共に”働きすぎる”ことになり、子供の教育が宙ぶらりんになります。


 時間に余裕が持てる、スケジューリングが自由なフリーランスや、自宅の仕事、趣味を実益にする仕事など、今の日本にあった女性の仕事なら賛成です。


 先進諸国の離婚率が高いのは、職場での不倫が横行しているから。女性に収入があり、たとえ離婚しても困らないのです。聞いた話に寄ると、簡単に離婚して、また結婚する、でも、何度繰り返しても、やはり幸せにはなれない、とのことでした。


 それは何故なのか、当たり前ですが、人生の伴侶を気軽にコロコロと変えてしまうような人が、辛抱強いわけもなく、不倫の恋が冷め、ちょっと一緒にいて嫌なところが見えると、次の相手、となるようで、全く賢明な選択じゃありません。


 子供達は、日本とは違って、ママの新しいボーイフレンド、パパの新しいガールフレンド、というように、義理の親の関係をクールに受け止めています。あまりに離婚が多いので、夏休みはパパとママと半分ずつ過ごす、という子供達ばかりで、日本の離婚家庭とは全く状況が違うそうです。


 文字通り不毛な結婚、正直、どうせ別れるのだから、結婚なんてしなくとも良いということで、だから最初から結婚する人は減って、内縁の関係が増えてます。内縁の関係でも、ほぼ結婚と同じステイタスが法律で保障されるため、一つ屋根の下に住む家族であっても、両親が結婚しているのかどうかは、全くもって不明です。


 別に内縁関係でも、離婚で伴侶を変えても、本人達が幸せならそれでいいとも思いますが、自分には合わないと感じます。城を作るのに、石垣の石を積んでいる途中で、設計図を全く別のものに変更するような感じです。また、結婚しないで家族を持つ、ということは、設計図なしに何か作り始めるような印象です。


 簡単に別れてしまうと、それまでせっせと二人で積み上げてきたものが、無に帰す感じがします。やはり離婚は人生の損失と思うので、できることなら避けたいいに決まってます。かといって、最初から結婚しないとなると、それもまた宙ぶらりんです。そういう自由さがいい、と思う人も大勢いると思いますが、グラグラした砂の城のような印象を受けます。


 女性の就業率が離婚のトリガーとなっていることは、明らかなので、男性の負担を減らすために女性が働くにせよ、フルタイムの必要はないし、男性自身、女性の無理のない形の社会進出で、仕事が楽になったら、子育てや家事にもっと参加できるということで、良いとこづくめです。日本が無駄なお付き合い残業が多い国というのは、世界で有名で、「KAROUSHI〜過労死」と、日本語の単語がそのままで通じる国さえあるほどです。


 先進諸国のように、がっつり女性もフルタイムで働く形式は、日本にはなじまないと俺は考えます。ただでさえ、日本女性はすぐにロマンティックな雰囲気に流されるイメージがあり、男性側からすると、ある意味”簡単”で、正直、もうちょっとしっかり自分を持ってる女性はいないのか、と感じます。貞操という意味で、もう少し固くないと、おちおち男性も女性を社会にだせやしない。


 そんな女性ばかりではない、と思いたいですが、自分の目から見ると、悲しいかな、女性が心から信用できないです。やはり結婚前に気軽にお付き合いし、彼氏をコロコロ変えるような女性達を見ていると、どの国でもそうかもしれませんが、人生を楽しむ、というのは自由であるし、別にいいかもしれないですが、自分が好きになる人は、ずっと自分だけのものであってほしい、と願わずにいられません。俺は意外とロマンティストであるため、真面目なしっかりした人と、結婚に繋がるお付き合いを夢見るけれども、これぞというような出会いはありません。失礼を承知で言いますが、結婚していない女性は、ああ、結婚できないだろうなあ、と見ていて思うことが多いです。


 こういう本音を書くと「女性は男性の所有物じゃない」と反論されるだろうと思います。でも、「母』として、「生む性」を受けた女性は神聖なのだから、常に「神聖な存在」でいて欲しい、それが本当に正直な俺の気持ちです。

 

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