第4話 PlayStation~Xbox
この間、任天堂は明らかに迷走している。1995年、サテラビュー(衛星を使ったなにか)、1996年、Nintendo64(任天堂の64ビットゲーム機)というビジョンではなく機能紹介の名前になってしまっていることが任天堂自身、方向性がよくわからなくなっていたことを表していたのではないだろうか。1999年、セガがドリームキャストを発売。セガの社運をかけた次世代機とあってドリームキャスト(夢を送る)というこれまでセガ・ゲーム機N号とばかり名づけてきたこれまでのゲーム機から一転した新しいネーミングだ。この根本にあるのは、ネットワーク機能の充実だったのであろう。
さて、2000年となりソニーがPlayStation2を発売。PlayStation2(プレイステーションの後継機)となり、単純な名前であるがスーファミの場合と同様、先代のコンセプトを引き継ぐという点で問題がない。2001年、任天堂、ゲームキューブを発売。ゲーム機が立方体であることからゲームキューブ(立方体のゲーム機)という程度の意味しかなく彼らがこのゲーム機に何を込めようとしたのかは皆目検討がつかない。迷走していたのだろうか。同様に2002年、Xboxは開発コードネームから来ているが、Xbox(マイクロソフトのゲーム機)くらいの印象。
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