第2話 ファミコン~スーパーファミコン

ファミコンが日本中で猛威を振るっている中、1987年NECがPCエンジンを発売。PCエンジンは、ディスクドライブ、コントローラーなど各種周辺機器の核(エンジン)となってほしいというNECのコンセプトが込められている。セガのSG-1000(セガのゲーム機の意)からするとPCエンジン(周辺機器の核になるもの)というゲーム機としてのコンセプトははっきりしている。一方、ユーザーにどう関わっていくのかという点はファミリーコンピューター(家族のコンピューター)と比べるとぼやける。1988年、セガがメガドライブを発売。これは意味がよくわからない。別売りのメガCDはあったもののディスク・ドライブを標準搭載しているわけではない。16bitという機能を全面に押し出した広告から、アーケードゲームなどのすごいタイトルのドライブ(駆動)できるという意味だったのかもしれない。

話を任天堂に戻そう。1990年、ついに任天堂からスーパーファミコンが発売される。スーパーファミコン(ファミコンを大きく超えるもの)という意図が与えられ、ファミコンのコンセプトを継承し、越えていくことを目指していたことが分かる。

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