月
蒼い月は 私の瞳
はたりとこぼれる
淡いきらめき
鏡の水面に 足をのせれば
静かにきしむ 時の廊下
真っ直ぐに延びる 旅路の先は
何一つとも 見えはしなくて
ぽっかりと 窓から覗く月は
私をじっと見つめていた
蒼い月は 私の瞳
藍の空は いつかの私
夢の旅路を進む明日を
私はまた 見つめ続ける
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