第8話 今後の活動方針をきめる

「「魔王とは誰だ?」」

「そこから!?」


私達は魔王攻略について話し合うことになったのだが‥‥‥。



こいつらは何も知らなかった。



「えっとね?カクカクシカジカと言うわけで‥‥‥。」


「何を言っているんだ?そんな謎の暗号を出されてもさっぱりわからんぞ。」


「そこは小説的に解釈してよ!」




◆魔王とは、異世界に登場する主人公にとって最強の敵である。最強の肩書きを持つ魔王は地方を治め魔物を各地に配置するのである。魔王に支配されている地域は魔物が溢れかえり人は迫害を受けているのである。


「という訳なのよ。あなた達はそれを叩くべくこの世界に呼ばれたのよ。この説明前にもしたわよ?」


「なるほど、つまり敵の大将を討つことにより魔王のかわりに日本帝国がこの地を支配するわけだな!」

「絶対勘違いしている気がする!!」


やっぱり失敗したのだ。こいつらは勇者じゃない、ただの魔王と同じ迫害者だ!!


「そうなると、軍備の品質を上げねばな。」

「了解!」「了解!」「了解!」「無論です。」「無理です(諦め)」「了解!」「りょ!(適当)」「了解!」


「おい、女神(仮)!お前は仮にも女神なのだろう?世界に人を呼ぶことが出来る力を持っているのだろう?」


「仮じゃない!本物!!あなた達の言う通り私はこの世界に異界の用人を召喚出来るわ。」


女神は得意げに胸を張った。


「そうか、だったら頼みたいことがある。」


「ふっふーん。ようやく私を信仰してくれたのね!いいわ!どんとこい!」


兵士は笑って

「ありがとう、協力感謝する。ではさっそく日本兵100000人頼む。」


「‥‥‥‥はい?」


「あと携帯用の武器が底を尽きかけている。

火薬や戦力強化のため、兵器の設計者と製作者を10000人ほど頼む。」


「えっと、あのね?異世界転生させるのにはMPが必要でね?そんなには‥‥‥。」


「「よろしく頼むな?」」


あっ、これ拒否権ないですね。完璧に理解しました。


「誰か助けてぇぇぇぇぇぇ!!!」



その夜、女神の苦悩の叫びが響き続けた。



◆異界からの召喚


消費MP2000

異界から用人を召喚するため神のみが許された禁術。ただし、神と同格の者であれば同じように召喚出来る。


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