もし日本兵達が異世界に転生したら

第7話 帰還する！！ 了解レス(^q^)

街に戻って来た時、受付嬢はシスター衣装になっていた。

「神よ、私をお許しください。私はあの人達を止めることができませんでした。私が殺したも同然です。」

「帰ったぞ、受付の女。」

「「我々の勝利だ！」」

「え？えぇぇぇぇぇぇ！！？」

驚くのも無理はない。何せ死んだと思っていた者達が無事に帰還したのである。

シスター‥‥‥受付嬢は聖衣を脱いだ。

「ヘルデーモンボアの討伐を確認出来ました。で、では報酬の1000000Gをどうぞ！！

持てない場合は銀行などにも送れますが‥‥。」

周りがざわめく。

「百万G！？」「あいつら新米だろ！？」

「どんなトリックを使ったんだ！？」

まあ、当然の反応だろう。普通Dランクの新米がS級のモンスターになど勝てるわけないと誰しも考えるだろう。だが実際に蓋を開けてみるとあり得ないことがあり得ているのだ。

日本兵士は周りの反応なんてお構い無しに会話を進めていく。

「了解した。こちらには問題ない。」

「ひゃ、ひゃい！では現金で！！

‥‥‥あ、忘れていました。Sランク入りおめでとうございます。」

再び周りがざわめく。

「Sランク！？」「入って数日で！？」

「あいつら一体何者なんだ！？」

とんだ成り上がりである。原始人がいきなり現代人に進化するぐらいの成り上がりだ。

もちろん、そんな者達に声を掛けない者はいないだろう。

「お、おい。君たち俺のギルドと同盟を結ばないか？」

「ずるいわよ！私達もお願い。」

「身動きが取れない！！」

｢援軍を要請する！！｣

｢｢ダメだ！｣｣

(切り捨てられとる‥‥。)

その日のうちに日本兵士達の認知度はさらに上昇した。

◆リザルト

日本兵士一行は百万Gという大金を手にいれた。しかもSランクに格上げされ、認知度もさらに上昇することになる。

その知らせはその街だけではなく他の街や王国、そして魔王のもとにも届いていることをまだ女神は知らない。

　　　　　　　　　　　　　　　　by 異世界