第6話 豚狩りを開始する! 了解!二時間目

「我ら日本兵士は確実に豚を駆逐出来るだろう。だがまだ祝盃をあげるな!基地に帰ったら一杯やろう。」


「うん、そうしよう」

「我々は勝利する!(確信)」

「駆逐艦だと!?どこにいる!」

「目標を確認できません!」

「ダメだ!」「ダメだ!」「ダメだ!」「了。」


「何いってんだこいつら。」


急に演説が始まったかと思えば百八十度回転し、訳のわからない会話になっていた。



「何をたるんでるんだ貴様!叩き伸ばすぞ!」

「だってもう、つかれたんだもーん!!」


かれこれ歩き続けてもう数十年‥‥ではなく、数日が経過している。

単位にすれば10キロメートルは下らないであろう。どうしてこいつらはこんなにも元気なのか謎すぎる。いやステータス見たけども。


それにしてもこんなに歩いているのにヘルデーモンボアと遭遇しないなんて、ある意味奇跡としか言いようがない。



「敵艦を発見!これは‥‥超弩級の戦艦です!!」

「あっ、どうも。」

「敵艦は南西方面へと向かっている!生きて通すな!!」

「「ばんざーい!!!」」


「ぶるるるる!!」

あっ、突進してきた。


「やつは満身創痍だ!殺せー!!」

「我々は攻撃を行う!」「(^q^)」

「突撃せよ!!」「「ばんざぁぁぁい!」」


日本兵達は爆発物を用いてヘルデーモンボアを攻撃するも流石にS級のモンスターなのか効いていな‥‥‥くもないが突撃する勢いは止まらない。


「ちっ、手榴弾が効かないとは!」


「!!前列後退しろ!」

「「伏せろ!!」」



前列の兵士が退いた先には狩人のように銃を構える兵士、勇川がいた。


猪が勇川を視界に捉えたようで突進しようと走ってくる。


「勇川!?危ないわ!!早く逃げて!」


「大丈夫だ、問題ない。」


猪と勇川との距離が100メートルをきったときにそれは起こった。


「ぷぎぃぃぃぃぃ!!?」


猪の片足が地面に触れた瞬間吹き飛んだのだ。


「え?え?一体何が起こっているの!?」


「対戦車地雷だ。もしもの事に用意したのが得策だったな。」


猪の体はバランスを崩し地面を抉りながら進み、勇川の前で岩を撒き散らしながら止まった。


「もう寝てろ。」


「ぴぎぃぃぃぃぃぃ!!!」

『ダダダン!!』


脳天をぶち抜かれた猪は脳漿を流しながらゆっくりと倒れた。


「我々の勝利だ!!」

「「ばんざぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!」」

「やったぁぁぁぁ!」


◆リザルト

S級ヘルデーモンボアはDランクのギルドである日本帝国によって討伐された。


ヘルデーモンボアと戦った場所は火薬の臭いで溢れかえっていた。

               by 女神



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