第10話

まずは新城の真似からしてみる事にした

休み時間は新城と同じように寝る

バッタリと


周りからはどうした?って聞かれる

最初は具合が悪いのかと勘違いされた


そこまでしてでも私は彼を振り向かせたかった

すこしでも私に興味を持って欲しかった


それだけじゃない

私の中にはランキングがある

恋愛、勉強、運動、そんなのを全部足して作られたランキング

私はずっと1位だった

私に勝てる人なんて芸能人くらいだと思っていた


だけどいきなり圏外だった人が私よりも上になって、それが悔しくてたまらなかった

絶対に真中くんを振り向かせて彼女に勝ちたかった。


そんな話をなぜか滝にした

彼はベッドの中で「お前が1番だ」って言ってくれたけど彼に言われても全然嬉しくなくて


真中くんが私に1番だって言ってくれるまで

私は絶対諦めないって誓った


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