第4話 平凡_3

「暑い……」

気温は30度越えの7月の日曜日

机に向かいテスト勉強とTwitterを開きながら

うんざりと呟いた

因みに僕の命綱は扇風機1台

取り敢えず台所に行けばアイスと言う

真夏のスイーツが待っている

「雷雨にならないかな………ハァ…」

去年も一昨年も夏場の気温が普通じゃない

今更、なんて言うけれど慣れるのは

難しいんじゃないだろうか?

よく「好きな季節は?」と問われて「夏が好き」と

言っている奴が居るが僕から言わせてもらうと

「じゃあ気温35度以上で陽射しが強くても

アンタは同じ事を言える?」と聞き返したくなるものだ

どうせ夏なんて宿題に追われ、虫が大量発生し

恋人達は浮かれはしゃぐだろう。

勿論、夏休みの予定なんてほぼ無いに近い僕は

課題なんて適当に終わらし、ずっと家にでも居るんだ

今の夏は外に出ただけで熱中症は確実

外に出たって「暑い暑い」と愚痴を溢すだけである


_今年も平凡な夏休みになるんだろうな


何も起こらない、つまらない夏休みになるに決まってる

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