simple
単純な事で
こうも簡単に道に迷ってしまう
単純な事で
こうも頼りにしていた方位磁針が狂ってしまう
単純な事で
こうも簡単に君を傷つける言葉を吐いてしまう
どうして
こうも単純に世界が回るんだろう
どうして
こうも単純に複雑に
人間の回路はショートしてしまうんだろう
どうして
君はあの人を選んだんだろう
どうして
どうして
あの人は幸せそうな顔をするんだろう
どうして
どうして
君は幸せな顔をするんだろう
どうして
僕じゃない他の誰かなんだろう
単純な事で
こうも道に迷ってしまう
単純な言葉で
単純な感情で
ただ、それだけの事なのに
君にその一言が言えなくて
なんて単純で
なんて簡単な事と分かっていながら
そんな言葉が喉元まででかかって
飲み込んでしまう
なんて単純な言葉なのに
どうして
その言葉が音にならないんだろう
どうして
僕じゃないんだろう
どうして
君は幸せな顔をするんだろう
ねぇ、どうして?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます