春蕾


ほんのちょっとしたことで

ほんのちょっとした言葉で

ほんの少しの触れ合いで

ほんの少しじゃれあっただけで


心が満たされるような

そんなrhythmを打って


僕の心臓がおかしいのかしら

春の陽気に騙されているのかしら

蕾をつけるたのは

花たちだけじゃなくて

不器用なダンスで

リズム外れたステップから

スキップを踏もうとして

鼻歌が 春歌を呼ぶの?

花歌が 歌言葉を呼ぶから

花言葉で 隠した感情を

押し花にするように

ひっそりと 言葉の裏側に咲かせても


君は気付いてしまうのですね?


ほんのちょっとしたことで

ほんのちょっとした言葉で

ほんの少しの触れ合いで

ほんの少しじゃれあっただけで


心が満たされるような

そんなrhythmを打って


心音がバレナイように

バレナイように

あぁ、なんて空回りの演技を装うけれど


君は気付いてしまうのですね?

君は気付いていたのですね?

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