ぎゅうちゃん
モンダモンという株を急速発育させて、ギンネムの壁に門を出現させた夏田古文時
ぎゅうちゃんに乗って門から
町に入ったSNSスーパーナチュラルサラリーマン夏田古文時
町のなかは地獄であった
ギンネムの種が人々を襲っている
人より大きな種、蜥蜴のような種
長い尻尾で人に巻き付きがぶりと噛みつく大きな種
だが、トカゲに似てるのにギンネムの種であることは、すぐにわかる
薄い緑色の楕円形の胴体が、ギンネムの種を巨大にした物なのだ
タネトカゲは、逃げ惑う町の人々に襲いかかっている
逃げずに、サトウキビの収穫時に使う鎌で応戦している一団がいる
「南の島には、鎌を使う自警団、ハルサー団がいると噂にきいてました、あれが
ハルサー団ですか?」
すると
ウンモ~モ~
鎌を二本、鎌と鎌を鎖で繋いである
鎖鎌はこの島にルーツがあるのだ
鎖鎌を使い、タネトカゲ相手に
なんとかハルサー団は善戦している
だが、一般町民を守る余裕がハルサー団にはない
と思ってたら、1人だけ見事なスピードでタネトカゲの群れに果敢に飛び込んで、斬り倒して前進して、町の人々の前にたどり着いた者がいる
かなり丸い体の男であるが、動きは物凄く早い
ハルサー団の丸い男はすばしっこい
タネトカゲの尻尾を鎖鎌で
スパッと切る、しかし、すぐにタネトカゲには新しい尻尾が生える
タネトカゲを胴体からスパッと切る、切り離された胴体はすぐにくっつく
結局、鎌だけでタネトカゲをやっつけることはできないようだ
ストプトの株に念を込めて、丸い男の鎌の柄に投げつけた
夏田古文時が投げたストプトの株が鎌の柄に巻き付いた
「ハルサー団の丸いひと、これでタネトカゲは
再生しません」
「にへ~で~びる、わんの名前は
ムンフリやっさ」
ハルサー団のムンフリはストプトの鎖鎌で次々とタネトカゲを倒してゆく
ストプトの株をハルサー団すべての鎌に作用させた夏田古文時である
ハルサー団は、まるでサトウキビの葉っぱを処理するように、タネトカゲを次々と撃破
夏田古文時はあの美人さんを
探して町中をぎゅうちゃんの背に揺られ駆け回っている
町には一軒だけ映画館がある
そこから悲鳴が聞こえてきたのである
「ぎゅうちゃん!あの映画館に!
急いでください」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます