第4話 オープニング2:イクリプススコール

GM:次はイクリプススコールの二人のシーンだな。お互い侵蝕率を上げて登場してください。

二人:9。

GM:みんな出目高くない?

響:リサイクルショップで買ったこのサイコロは、もしや呪われているのでは…。

GM:ここは…えー。ふたりが住んでいる。…アパート?

灰村:廃教会がアパートになりましたわ

GM:ああ、まんま廃教会で暮らしてたのね。それじゃぁ今にも壊れそうな廃教会の客室で過ごす二人だけど、君たち宛にUGNからメールが届きます。

灰村:大神君、メールが来たわよ。とッターンとキーボードを叩きます。一応ノイマンなので。

GM:…語源的な意味で?

大神:無言でディスプレイを覗き込みます。

GM:ではメールの内容は、ティターンズというFHのセルがこのD市に向かっており、君たちには彼らが狙っている遺産と、それの警護をしろという依頼だった。

先程のシーンで時雨に託された義手のことですね。

灰村:どうする?背後にいる大神に振り返りながら。

大神:どうすることもない。…仕事だ。ならばやるしか無い。

灰村:わかったわ。そう言って荷物をまとめるわ。

大神:俺は体一つで十分だ

灰村:そうね…必要なものがあれば調達すればいいし…。

黒山(シーン外):僕も調達できますよ!けどね!侵蝕率がね!ははっ!

大神:…ふむ、せっかくレギュレーションでイージーエフェクト2つ分を取るように言われていたし、見た目の怪しさをうまくカモフラージュしたいな…。GM、眠れる遺伝子で犬になるぞ。

GM:狼ではないのか。

灰村:この犬は喋れるのかしら?ドクタードリトルで会話できますか?

GM:元は人間だから言語はヒトの言葉じゃないか?もしくは声帯や口の形が変形したため犬が発するのとは別の無意味な音で吠えるとか。でもまぁ普通に人の言葉で大丈夫じゃないか?

響(シーン外):ダメだよ!犬の言葉でしゃべらないと!人の言葉を話す犬なんて恐いでしょ!

GM:犬の言葉を話す女も恐いぞ

灰村:犬好きだと思われるでしょう。ね?

GM:まぁせっかく取るようにレギュレーションを定めたんだ、相談して演出してくれ。君たちがUGNの支部に合流するために準備を始め、シーンを切ろう。

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