宛名のない手紙

37．先生、秋の夜長は月見バーガーですよ♪

　拝啓、先生。

　秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか？

　連日の台風で嫌気がさしている頃でしょうか？

　それとも月見バーガーがおいしい季節でしょうか？

　私の方は色んな作品を読み漁り時間を有効に活用できています。色とりどりの表現をみて、十人十色の紅葉を学び、高揚しております。

　やはり、ひとそれぞれの表現がバラバラです。特に読点の位置など、個性が溢れてるような気がします。――の使い方も様々。文章内に擬音を用いるものも。その中でも個性が出やすいのはエッセイですね。本音が語られることが多いです。心に溜まっていた鬱憤を晴らすようなものを読んでいると自分も何か腫れることはなく、晴れた気分になります。

　最近のカクヨム壮についてですが、以前と変わってきている兆しが見られてきたかもしれません。何やら星の行き来も増えている様に感じます。長くいれば戦友になる方たちも多く、みな共通の時間を過ごしてきた意識を持ち、人と人とが繋がっていきます。頑張る人のもとには頑張るひとが集まります。お互いの背中を押すような、そういう好ましい関係が築けるのかもしれません。

　ただ、まだ足りないのは重々承知。

　掘りあげがまだ少ないのもあります。それでも……心折れずに更新を続けるものたちもおります。勇者なのかもしれません。頑張って欲しい。報われて欲しい。書くことの楽しさを忘れないでほしい。まっすぐ、育って行ってほしいものです。偉そうなことを書いてますが、私もペーペーです♪

　これから、各コンテストの結果発表が迫っております。

　少し、淡い薄い期待を持ちながら――胸が鼓動を打っております。

　P．S

　先生でも緊張する瞬間はありますか？その時、楽しめていますか？

　きっと、肝の太い先生のことです。笑っていそうですね。

　平成28年　初秋