第4話 クロイク王国
本編に入る前に一言。前回の投稿からかなり間が空いてしまったこと、誠にスミマセンでした。というわけで本編スタート!
前回、俺はこのめんどくさい自己中の黒ウサギことマリンと一緒に美少女のシウネを探して、ついでに家まで確保できた。まあ、家というよりは豪邸なんだけどね。いやー、ライズが軽くてよかったわ。ライズはこの国を代々統治してきたクロイク家の第57代目の王なんだってさ。王政とかよくわからんけど結構凄い王国なんですって。わあ、凄い(棒)。そんな凄いとこに居候していいんかな?てなわけで、この家で住めるようになったんだけど、この黒ウサギといったら俺に1日中くっついていると思ったら愚痴ばっか。「お前は、なんか服装も髪型もダサいな」とかなんとか。髪型はしょうがないとして、服は近所のコンビニ行った帰りだから仕方ないだろ。元はと言えば、こっちは被害者なんだよ。
「さっきから何を言っておる。それより<コンビニ>とはなんじゃ?なんかの屋台か?」
「え?何言ってんだよ...って、あそっか、こっちにはコンビニねえのか」
「こっちってお主何処から来たのじゃ?」
「遠いとこから」
「地名を言わんかい!」
「地名って言われたって...」
「いってはならないことなのか?」
「そういうことにしておこうかな」
「なんだその言い方」
「何でもない」
「可笑しな奴じゃ」
「お前に言われたくねえよ」
「なんじゃと!」
「それより明日ってなんかやんの?」
「なんでじゃ?」
「ほら、外の道に屋台みたいなのが...」
「お、お主!お主はハーケン·クロイク祭を知らぬのか?」
「何それ?」
「じゃ、じゃあヒトラー又はハーケン·クロイクという人物は知っているだろう?」
「ヒトラーは聞いたことあるけど?」
世界史で出てきたあのヒトラーならね。
「そう、世界史で出てきたあのヒトラーだ」
「マジで!?」
「マジだ」
今デジャブったんですけど。前にも同じようなことあったような気がするんだが。
続く
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