妖精の証明

幾つもの美味しそうなパンが青空のテーブルを泳いでいく

寝転がって草の匂いに包まれてチョウチョの夢を見ているよ


森の妖精コロンはまだ小さくて

毎日何処かで冒険してる


その瞳で見つめるのは眩しい太陽

その耳で聞いているのは小川のせせらぎ

その鼻で嗅いでいるのは名もない花の香り

その口で味わうのは澄みきった森の空気

その肌で感じるのは何処までも旅を続ける気まぐれな風


毎日笑って毎日走って毎日歌って毎日踊って

今日も耳を済ませば聞こえてくるよ


カラスの太郎丸に乗って何処までも高く飛んでいくんだ

そうだ、今日はあの丘まで行ってお弁当食べよう

それから湖でアヒルたちと遊ぶんだ


森の妖精コロンはまだ小さくて

恋なんてまだ知らないけれど

いつかその小さな胸を焦がす日もやって来るのかな


でもそのステキな笑顔はずっと変わらないでいて

何時までも森のみんなと仲良くしておくれ

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