祝福の風
賑やかな鼓動が微かに流れてく
ハレの日はもうそこまで来ていた
胸の奥が震えている…町中がきっと
空砲が轟く真っ青な朝
お神輿が年に一回の晴れ舞台
わっしょいわっしょい練り歩いていく
そんな風景よりも屋台が気になるんだ
今年はどんなお店が並んでいるのかな?
毎度ながら高くて不健康そうで、でも魅力的な商品達
ついつい買い過ぎて後悔しそうになるよ
でも楽しくて嬉しくて…
くじの特賞を見ると時代が分かるね
昔はものすごい高級品に見えたものさ
境内に猫が消えていく
追いかけたけどもうそこに姿はなくて
目の前の賽銭箱に幸せを祈るよ
どうか今年も安らかでありますように
豊かな実りがもたらされますように…
ふと視線を感じて振り向いて
風に揺れる葉音に幻を見て
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます