第2164話:テフィ・ハルファ〜占拠〜
「立てこもりとはまた珍しい……」
「犯人は数人の人質を取り、瞬時に殺すことができる能力を持っているということです。犯人の主張は市民を人質に取られた場合に行動できない、行動したとしてもそれは人質となっている市民を見捨てる行為であるという形で我々警察組織の信用を失墜させることが目的のようです」
「まぁそれも含めて非常に古い考え方だな…… そもそも、彼は我々の方針を全く理解していないのではないか?」
「いろんな世界のいろんな考え方がありますから」
「そうだな、犯人の身元は割れたか?」
「もちろん。この街の住人では無いようで少し時間がかかりましたが、普段住んでいる住所も取れました」
「よし、そちらの街へ伝えることを伝えてこい」
「了解です。まさか、今さらうちの街へ犯罪者を入れてしまうところがあるとは思いませんでしたね」
「まぁ、暇しなくていい」
「要求、通りました」
「よし、立てこもり犯を確保しろ。市民の命は無視してかまわん。生きていたら儲けものぐらいで考えろ」
「了解!」
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