第1987話:ケイレツ・ロアード〜うちに潜むカエル〜
カエルの武器を振るうものは私達の中にはいない。
ある日戦場でカエルの武器を振るう味方の攻撃に当たりかけたという報告があり調べたが誰もカエルの武器なんかかついでいない事が発覚しじゃあ戦場で皆が見たカエルの武器の持ち主は誰なのか、当たりそうになったという証言からから考えるとわれわれの中に紛れ込んだ敵……!
そもそも私達は何かと戦っているわけではない。
土地をめぐり、地質やなんやらとその土地の性質を調査する団体だ。
そんな団体に敵などいるはずもない。
先日に起きた戦闘も、道中で遭遇した獣との戦闘だ。
なぜ我々を狙う敵がいるのか、なぜ潜入して事故に見せかけようとするのか、やるにしても何故珍しい武器を使うのか、そのへんが全くわからないので多分私の妄想なのだろう。
後日、カエルの武器の者の正体が妙なことからわかった。
私自身がカエルの武器に狙われたのだ。
カエルの武器とは、この土地に生えている植物でカエルに見える模様があった。
それが、近くを通るとするどい枝を振りもわすような動きをするため襲われたと勘違いしてその場を急いで離れて何かがわからなくなってしまっていたのだろう。
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