第1947話:ヒーラ・トモル~一撃必殺~
「あらゆる生物を一撃で殺すという技があるらしいんですよ」
「必殺技とは言うが奥の手を言ってたり、そいつを代表する技を必殺技って言ってるだけだから、別に絶対に殺せる技ってわけじゃないよ」
「いやその話ではなく、本当に一撃であらゆる生物を殺す技の話、別にそれは必殺技でなくてもいい。例えば通常技だったとしてもいい」
「さすがに確殺技が必殺技でないことはないでしょ」
「それはそう」
「まぁそれは置いておいて、確実に殺すことができる技でしょ? 全ての生物を一撃で殺せる技なんてある?」
「多分技とかじゃなくてめちゃくちゃ鍛えに鍛えた人が全身のパワーを上手いことでつかって最大効率で硬い部位をぶち込むとかがそういう奴になるんじゃない?」
「シンプル~」
「毒とか締め技とかは効かない構造の生物もいっぱいいるからやっぱり物理的な強度が高い物体を超エネルギーでぶつけるっていうのがやっぱりありとあらゆる生物に対して有効な気がするんだよね」
「液体生物にも?」
「物体の音速を超えるスピードでぶつけたら吹き飛ぶでしょ」
「確かにそうかもしれない……そうか、音速か……それなら気体とかの生物にも通用するかもしれない」
「やはり圧倒的パワーと硬さが物理法則の世界を支配するのだよ……」
「でもやっぱりそれ技じゃないよね?」
「技じゃないね……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます