第1608話:ウクリル~引っ越し~

「荷物が多い~!」

 引っ越しを始めたんだけど、荷物が多すぎて終わらない~!

 データ化してまとめて運搬しようとも思ったが、データ化する作業も細かい物が多すぎて無限にデータ化の時間がかかるよ~!

 データ化するためのポッドに入れる作業をしてるだけで季が変わってしまうよ~!

 それをするなら箱にまとめて放り込んで適当に何十往復もして運ばないとだめだ~

 それでも日が暮れる~!

 何かうまいことできる方法ないかな?

 ないんだなぁ、あったら思いついているはずだもんなぁ。

 考えてる時間があれば、運んだほうが早い。

 単純な作業だもんなぁ、とりあえず今はひたすら運び続けるしかない。


 やっと、古巣のほうが空になったな……

 すでに朝だ。

「さて、次はこれを開封して棚に並べていく作業があるんだよな……」

 積みあがった箱とまだ空のままの棚を見ながらつぶやく。

 終わらないよな~!

 実質無限にあるもんな~、小物がさ~!

 実際箱から出して何かを判断して棚に並べてをやってたらなんだかんだ次の季まで追われないんじゃないか。

 よくもまぁここまでの蒐集癖があって引っ越しなんてしようと思ったよなぁ、広い部屋が欲しいと思ってしまったんだから仕方ないな~!

 同時に立地も変えたいと考えたのが悪かったんだろうな~!

 終わらないんだよなぁ……!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る