第1115話:ケチュ・リリィア~昼寝~
「よく寝たな~、変な夢も見た気がしたけど、全然何にも覚えてないや」
全身に軽い痛みが出るほど寝て起きた。
「今何時かな~朝ごはん何食べよう」
起きたばかりの頭を暖機運転とばかりに回して朝の計画をする。
が、時計を見て一旦止まる。
今もうこれ夕方じゃん。
あれー?昨日は結構早い時間に寝た気がするんだけどなぁ、なんでこんな時間に……
12時間は寝たんじゃないか。
その衝撃で一旦朝の計画が全部トンだけど、時間に影響されずに必要な手順だけで再構築してとりあえず起き抜けの飯だけ仕込んで、その待ち時間で着替え、身だしなみを整える。
ちょうど終わったあたりでご飯が完成したので昨夜寝る前の記憶を反芻しながら食べる。
間違いなく早寝をしたはず……、少なくとも夜の入りぐらいの時間には寝床に入っていたと思う。
少なくとも昨日はちょっと焦っていたのはわかる、理由は思い出せないな……
普段よりも早い時間に寝床に入ったのはそれが理由だと思うんだけど、なんだったかな。
うーん、昨日の寝る前のログを確認してみるかと消灯ログを見てみると、明かりを消したのがだいぶ朝方になってから。
「あれー? なんでだ?」とつぶやきながらちゃんと思い返してみる。
「早い時間に寝床に入ったのも焦るようなことが起きたのも夢だったかもしれない」と気付いた。
昨日は結構夜遅くまで飲んでたんじゃないだろうか、それで記憶がないだけなのでは……
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