コンテスト
今現在、このカクヨム内で行われているコンテストと言えば「第2回Web小説コンテスト」のみだ。(2016年12月8日現在) 特に新しいコンテストも無く、カクヨム最大とも言えるコンテストを控えてその他のイベントは鳴りを潜めていると言うのが現状の様だな。参加を希望されている方々には、まあ頑張れとだけエールを送っておく。
それとは別に自主開催でイベントが執り行われている。俺の知る限りではクリスマスを題材にした作品を扱うコンテストなのだが、その事で僅かばかりの物議を醸し出していた事は情けない限りだった。
運営が執り行う代わりにユーザーが率先して季節ネタ、時事ネタを取り扱ったコンテストを行おうと言うのに、その事で僅かばかりの問題が発生し不慣れな主催者側が対応に追われ参加者は委縮し、その間運営は何もせずだ。
折角ユーザーが運営に手間をかける事も無くイベントを執り行おうとしているのに、そこで発生した問題に運営側は我関せずでは開いた口が塞がらない。彼等はユーザー側の「盛り上がり」に水を差しているのと何ら変わりないのだ。
ではこういったイベントは外部サイトでオリジナルに行えば良いと考えられているのか? この「カクヨム」はそう言った場では無く、純粋に「売れる」作品を産み落とす場であれば良いと運営は考えているのか?
確かにこの「カクヨム」はKADOKAWAが資金を出して運営しているKADOKAWAの物だ。ユーザーは一切料金を払っているだけでなく、いわば無料で場所を間借りしているに過ぎない。運営の意にそわない、もしくは手間のかかる様な事で問題を起こすくらいならば余所でやってくれと言うのが運営側の本音なのかもしれない。
では本当にそう言った考えで良いのか?
コンテストの何たるかは運営が決める。ユーザーはその裁量下でのみ行動すればよいと言うのならばそう言えば良い。
しかし自主的なコンテストの運営は、このカクヨムというサイトを盛り上げる事に一役買っていないだろうか? 俺は僅かでもこのコンテストが起こる様を見て来たが、参加希望者の盛り上がりは驚く程だった。
「これは面白い!」「こういうのって興味があった」軒並み好意的な意見が多かったように記憶している。現在の運営にこの様なイベントの提供が出来るのか?
出来ない、もしくはそんな暇がないのならば、せめて僅かばかりのフォローをする位はしても良いのではないか?
このカクヨム発足時に同じ様なコンテストが執り行われ、やはり少なくない問題が発生した事は聞き知っている。
そこには星だレビューだ相互だランキングだと、実にくだらない理由で躍起となった部外者のクレームに辟易した経緯も推察出来る。
しかしだからこそ、そう言った前例を踏まえて改善策をどんどんと先手を打って提供しないで、何のための運営なのだ? ただコンテストで「売れる」作品さえ出てきてくれれば満足なのか? 満足なのだろう、KADOKAWAは非営利組織ではない以上、このサイトの運営にも経費が掛かっているのだ。綺麗事だけでは済まない事は理解出来る。
だが物事には先行投資や設備投資と言う物もある。こういった自主開催コンテストを可能な限りフォローしてやることも、運営の利益につながるのではないか?
何も自主コンテストにまで賞金や賞品を提示しろと言う訳ではない。勿論あった方が参加する側のモチベーションに繋がる事は言うまでもないが、別に無くとも参加する者は参加する。
そしてそこには、新たな取り組みから新たな才能が芽生える可能性も含んでいるのだ。それは運営側にプラスとならない事なのか? そうでは無いだろう、きっと運営側もそうなれば何らかの行動を起こす筈なのだ。
だが何もせず美味しい部分だけを攫って行くなど、天下のKADOKAWAとして情けない限りではないのか? 結果が出るまで静観すれば、出費無く最良の物を得る事が出来る。正しく漁夫の利だ。
だがそう言った試みを行うサイトなど、いずれ人が離れて廃れていく事間違いなしだと俺は考えている。小説投稿サイトは何もここだけではないのだ。
「カクヨムオンリー」に繋がる物がどういった事なのか、それがこの事と関係するのかは俺にも解らない。だが同じサイトが複数存在する現状で、少しでもオリジナルカラーを出していく行為に注力しなければ、いずれは後から出てきたサイトに抜かれてしまうだろう。それは如何な大手KADOKAWAでも同じ事なのだ。
このサイトでは時期ネタ、時事ネタの小説が活気づいている。
こういったフレーズや認識を外部の読み手が持ってくれる事にメリットはないか? 魅力は無いだろうか?
また、正式なコンテストとは別に運営側が作品を目にする機会があるサイトとなれば、やはりメジャーを目指す者が多く集まるのではないだろうか?
メジャーデビューの門戸が「公式コンテスト」のみだと決めた者もいなければ決まっている事でも無いのだから。
読まれているのか評価されているのか解らない現状で黙々と作品を掲載し続けるよりも、少しでも楽しんで互いに論評し合い切磋琢磨して盛り上がるサイト。
そう言った物を目指しても、それはそれで面白いのではないだろうか?
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