カクヨム
しかし……。
カクヨムを批判する記事(もはや作品とは呼べない)は、後を絶たないな。
しかも最近は、タイトルにさえ過激な文言を並べる物が多い。それだけ見れば、その作者が何を言いたいのか一目瞭然な程に。
だが逆を言えば、そんな作品が幅を利かせているんだと錯覚させてしまっているだろうな。わざわざここに来てくれた読者達に。
口を揃えて「カクヨムに読者が来ない」「カクヨムが過疎化している」
その現状に、そう言った記事も一役買っていると言う事を、その記事を書いた作者達は理解しているのだろうか。
このカクヨムは、見た所有名どころの作品は脇へと置いて、エッセイや評論がPVやら星、レビューを集めやすく、活発の様だ。それはランキングの変動を見るだけでの判断だが、だいたいの予想は付く。
熱しやすく冷めやすい。だから一気に集客するが持続性が無い。
故に、ランクに目まぐるしい変動が起こるんだ。真面目にエッセイを書いている人には、本当に迷惑な話なんだろうが。
過激なエッセイを書く人に(いや、今は批評が多いかな)面白い法則があったりする。
それは、今まで真面目にコツコツと、自身の得意とする作品を掲載していたのに、突如過激なエッセイなり批評を投稿しだすのだ。
それだけならば別におかしい事では無い。エッセイに法則は無い様で、調べても、つまりは一人語り、想った事を思った様に書くと言った物が該当するらしい。
実際今俺が書いているこれもエッセイだ。もっとも、面白みに欠ける物で、自身の中に渦巻いた意見や発言を発表してるだけの、独りよがりに他ならないんだが。
ともかくエッセイに法則は無く、それがどの様な内容でも問題ない。
だが閉塞感漂う今のカクヨムには不満が充満しており、どうしてもその不満を題材にした評論が多くなる。
同じカクヨム内で執筆活動している作者からは、同意を得る事も多い様だ。もっとも俺から見れば傷の舐めあいにしか見えない。
ただ、そんな物はもう「読者に向けた作品」ではない。
それは「作者が作者に向けた愚痴」に他ならないのだ。
そんな物をここに来た読者が喜んでみると、本気で考えているのか?
「いや、読者様にも今の現状を理解して貰いたい!」
そんな事は読者にとって、大きなお世話に他ならない。読者にとってはPVも星もレビューも全く関係ない。ただ小説を見に、良い小説との出会いを楽しみにここへ来ているだけなのだ。
確かにカクヨムでは自身の評価が上がり難く、モチベーションを維持し続ける事が困難かも知れない。
ひょっとしたら、一向に上がらない評価のせいで、メジャーデビューを目論んでいた者には歯噛みする想いなのかもしれない。
だが、それを公衆の面前に発表すると言うのは、少し違う様な気がする。何故ならそれは運営に対する「記事」「陳情」「愚痴」「不満」「要望」「怒り」であり、決して読者が読んで「面白い」と言う物では無いからだ。
もう一度、自身のエッセイを見返して見ろ。カクヨムの批判をあげつらったその作品を。
第三者が見て、それは気持ちの良い文章か?内容か?
お前が作家ならば、何よりもまず「読んでくれる人」「読んでもらう事」を第一に考えて掲載する事をお勧めする。
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