取り戻せ、自由を――  FFⅩⅡネタばれ注意!

 FFⅩⅡっていま思い返せば凄く面白いシナリオだったなあ、と思ったので書いてみることにしました。

 スクエニさんごめんなさいww


 まず、この物語の主な主役の話からしなければなりません。

 この物語の主役は一体誰でしょう?

 ヴァン? アーシェ? それとも、自称主人公のバルフレア?

 それは、真っ正面からこの物語を見た場合はそれでも間違いではないのでしょうが、もう一人主役といってもいい人物が存在します。

 ヴェイン・カルダス・ソリドール そのひとです。

 え? こいつラスボスじゃん、とあなたは思ったかもしれませんが、彼こそが神々の支配から人類を解き放つ物語の主役なのです。

 永らく神々の見えざる手により歴史を支配されてきたイヴァリースの人々。

 その支配されていることにすら気がつくことが出来ない最悪の状況を覆すために行動を起こしたのが、一柱の神ヴェーネスでした。

 彼は何らかの手段でヴェインやドクター・シドとコンタクトを取ることに成功すると人類を解放するために暗躍します。

 ヴェインはヴェーネスを友と呼び彼の考えられる様々な手段を用いて神々の支配から人類を解き放つための『布石』を用意していきます。

 そして、彼らの苦労は無事報われ人類は晴れて神々の支配から逃れることが出来ました。

 めでたし、めでたし、で終われば良かったのですが、そうは問屋が卸しません。

 誰かがイヴァリースの人々に号令をかけなければならないのです。

「私達は――自由です!」と。

 なので、彼はその身の滅びを以って全世界中の人々に自らが自らの手で未来を掴んでいくための最後の布石を打つ事に決めたわけです。

 それが、戦艦『バハムート』であり、『不滅なるもの』だったわけです。

 彼の最後の表情が心なしかすこし満たされてみえるのもそのためなのかもしれません。


 これは、私個人の解釈が多くを占めているため、事実とことなる可能性がありますが、こうして解釈を考えるのも、FFならではの醍醐味ですよね。


 それでは、駄文、失礼しました。


 追記

 しかし、スクエアってSF大好きな会社ですよね。

 FFというシリーズは1からSF要素全開だわ、『パラサイト・イブ』をまさかのゲーム化しちゃうわ、挙句の果てのには、ガッチガッチのサイバーディストピア物である『ガレリアンズ』なんて作品を発表しちゃう始末であります(しかも、力を使うために薬中になってしまう、という超ぶっ飛んだ設定ww)。

 多分、入社資格にSFマガジン購読していること、とか普通にありそうww

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