『プロ』になるための精神

 基本的に私はこういう場がある以上、プロになる必要はないという考えですが、『プロ』とは斯くあるべし、という素人だからこその思想は一応持ち合わせていますので、今回はそれについて述べていきたいと思います。


 まあ、はっきりいいますときちんと『プロ』を目指して頑張っていらっしゃる方には、まず語る必要のない内容ですので、読み飛ばして貰っても結構です。


 まず、『プロ』とは一体何でしょう?


 答えは簡単です。

 

 出版社の依頼を受けてそれに見合った『商品』を提供できる『者』です。


 ここで間違ってはいけないのですが、『プロ』の商売相手は一般読者ではなく、出版社です。


 出版社は市場の傾向をリサーチし、いま何が熱いのかを常に考え続けています。


 当然です。

 市場が何を求めているのかを常に考えるのがビジネスだからです。


 出版社はその調べた結果をもとに何が売れるかを考え、その理想系の『商品』を『納品』してくれそうな人に依頼を出すのです。


 ここからが重要なのですが、これはあくまで『仕事』ですので、『私は異世界小説家だからそんなのは書けません』という戯言は一切通用しません(ある程度の需要があるエンタメや普通のライトノベルは話が別ですが)。


 そうでなくても、出版社の要望を一切聞かない『プロ』などは問題外です(最早、何を書いても売れるステージに到達しているのなら話しは別です)。


 結局、何が言いたいのかというと、『趣味』と『仕事』は相容れない、ということです。

 才能があれば、それもまた、話が違って来るのでしょうけれど。


 やはり、『商売』である以上、そう簡単にはいかないのが常でございます。

 

 要は『仕事』を舐めるな、という話になるのでしょうね。


 駄文、失礼しました。

 

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